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美術は「美」的処世「術」

オンラインサロン ナットク (1,000円/月)
https://yoor.jp/door/terakoya_nattoku
にて以前掲載した文章を。


今日は、モヤっとが晴れたお話を。

「美術」というのは、絵画や彫刻や建築など、何かを製作することだと思っていました。
これが、「アート」と一致しないような気がしてずっとモヤっとしていました。

そんな折、アートとは、どんな状況になっても面白く返すことのできる態度や見方のことだと気づきました。
みんながいらない・役に立たないと思っている物や事を、捉え方によって素敵なもの・面白いものに変えてしまう。

変えてしまうというよりは、そういったものやことの面白い面を引き出す、
そういうことができる人は、アートな生き方、つまり自由であり教養ある生き方、美的処世術を心得た方なのだと思いました。
それをリベラル・アーツと言ったりするのだと。

食べ物のゴミになる部分を、捨てずに美味しいものに変える、みんながいらないと言った家を、改造自由の家として住んでみる、嫌な役回りを、逆手にとって面白いことをするきっかけに変える、たとえばこんなことを日常的にやっている人は、特別なことをしていなくても既にアーティスト・(奴隷ではなく)自由人なのです。

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