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22年3月アメリカチーム本格始動!

今回は、アメリカ事業展開についての進捗をお話ししていきたいと思います。今年3月に入り、アメリカチームが本格始動していくことになります。21年12月の私の渡米記録について書いたnoteでもご紹介した、一坪茶園の通訳をメインに担当するMayukaちゃんとWilとMichaelと古屋さん(日本のアートディレクター)の5名で現在、アメリカ事業戦略を考えています。毎週1.5時間程度の週次定例、必要に応じて、それ以外の追加MTG、スラックで日々のやりとりやインスピレーションのある情報のシェアなどコミュニケーションスピードを上げています。

WillとMichaelとの出会いの原点

その始まりは、私がサントリー「南アルプスの天然水」のブランドマネージャーをしていた時にお世話になった、ZivaのExecutive Fellowでもある、濱口 秀司さんに21年10月下旬、アメリカ事業展開に向けてご相談した時のことです。その時、私の事業内容を聞いた後、濱口さんは、「脇さんの事業に興味を持つ候補者がいる。その人たちを繋ぐので、あとは、自分の事業にどう巻き込むかは、脇さん次第で。」と言われました。Zibaとは、モノのかたちをデザインする会社ではなく、企業やブランドのインテグレーションをデザインする、デザインファームなのです。

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リサーチに向けて、濱口さんからアドバイスをもらうMTG(22年2月)

そこで紹介いただいたのが、冒頭触れたWillとMichaelです。その後、メールでアポイントを申し入れ、会う時間や場所などスケジュールのやりとりをしながら決めていき、21年12月に会いに行き、そこで私がたどたどしい英語で説明した事業内容に二人は心から共感してくれて、今に至ります。

Willとの出会い

まずは、Willについてお話します。会った瞬間、優しい人だとわかりました。自分のお気に入りのお茶やナッツなどをお土産に準備してくれていて、何より、2時間にわたり、一坪茶園のお茶の可能性や事前に送って試してもらっていた一坪茶園のお茶とボトルに対する率直な感想を教えてくれました。私のピッチ内容に対して鋭い質問を何個も投げかけれくれました。その後、ペルソナやジャーニーの考え方ついて、事細かに説明してくれました。言葉は通じないけど、どこかで分かり合えている感覚がありました。次のアポイントの場所はどこなのか聞いてくれて、そこまで車で私を送って行ってくれました。

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渡米して、初めてWillとミーティング(21年12月)

そんなWillは、エスノグラフィックリサーチの高度な専門家。ZibaのHead of the Consumer Insights and Trends Group(消費者洞察・トレンドグループの総責任者)を勤めたのち独立、一坪茶園ではアメリカにおけるお茶を含む飲料行動の観察やデプスインタビューを実施し、顧客の潜在的なインサイトの仮説立案を担当しています。

Michaelとの出会い

このWilllのリサーチのサポートをしているのが、Michaelです。会社のお昼休みの貴重な1時間の間に会ってくれました。その時、一坪茶園のお茶をボトルに入れて持ってきてくれて、その率直な感想を教えてくれました。また同時に、Michaelの視点で一坪茶園のお茶が顧客へ提供する価値の可能性を丁寧に話してくれました。ゆっくりとした口調で大地のような温かさを感じました。

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渡米して、初めてMichaelとミーティング(21年12月)

そんなMichaelは、スタートアップ企業からグローバルブランドまでブランド戦略とそのデザインに関わる仕事をしています。ブランドコミュニケーション戦略とアートディレクションの視点によるクリエイティブディレクションが専門です。現在、Principal Brand Art Director(主席ブランドアートディレクター)、ライフスタイルを重視した革新的な缶入りワインブランド「Free Public Wines」の創設者兼クリエイティブディレクターを勤めています。

英語でのコミュニケーションにワクワク!

この二人は、WillがZibaに時代に、一緒に仕事をしたことがあり、阿吽の呼吸で、お互い悩んだことなどは、クイックにMTGをした上で相談してくれます。私も二人に相談したいことが沢山あるので、私は、DeepLの有料会員となり、彼らと日々必死に英語テキストでやりとりしています。

正直な所、こんなに楽しく英語を(対してできないのですが)使える日が来るなんて最高!と実は、感じています。実践で英語を学ぼうとポケトークを仕事机に置いて、日本語をつぶやき、その英語を繰り返して覚える毎日でもあります。最近ミーティングでは、ちょっとしたことは自身の英語で必死に話すようにしています。汗 さて、話を元に戻します。

リサーチの全体と詳細の設計

こんな中で、いよいよ、22年3月からWillがリードしてリサーチの全体と詳細の設計を進めていきました。デプスの実施エリアとターゲットの設定、そのリクルーティング、インタビューに向けたプロトコル作成、準備物(ターゲットに試してもらうための英語ラべルのお茶やボトルといった製品、ならびにその飲み方やお茶自体の効能などの説明書など)をスタンバイし、それらをもってターゲットの家庭を訪問してのインタビュー(1回目)とZOOMでのfollow-upインタビュー(2回目)を進めていく予定をしています。

その中で、日本では、sample作成や日本語でお茶の楽しみ方、お茶自体の効能などの提供価値を整理し、それをMayukaちゃんが英訳、最終的にMichaelやWilにネイティブチェックしてもらいました。それと同時に、ZOOMインタビューで提示するブランドの提供価値イメージコラージュをMichaelが作成し、チームでそれに戻づき議論を重ねていきました。

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4象限についてチームで議論

提供価値を「体験」と「健康」の4象限に分け、それぞれの4象限は重なり合うイメージです。ただ、この4象限は、ピタッときれいに分かれるわけではなくて、オーバーラップしていくということで共通認識をもつことができました。例えば、一坪茶園のお茶が仮にシンプルな個人的な「健康」習慣であるという仮説があるとしたら、その対局の象限には、自分のとる行動(Ritual)により、周りの人たちや地球とつながっていることを感じていたいと思うという仮説があります。かなり部分的ではありますが、この仮説を複数イメージのビジュアルをコラージュにして、インタビューで聞けるよう、磨いていきました。

また、同時に競合アイテムのリサーチもMichael中心に行い、投資家向けの資料にマッピングしていきました。

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チームで競合アイテムについて議論

いよいよ、3月末から、いよいよ家庭訪問インタビューに突入します。続きは、追ってお伝えしていきたいと思います。

また、何より一坪茶園のインターン生として、ジョインしてくれたお茶が大好きな医学生の石井くんのおじさん(お茶農家さん)とのご縁がまたとんでもないことに繋がっていくのです!次回このテーマについて改めて書いていきたいと思います!

(一坪茶園代表 脇奈津子)


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