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29歳、女の映画記録 「DUNE」

「DUNE  /デューン 砂の惑星」★★★★

遂に観ました。映画館で放映されていた昨年秋頃「必ず観よう」と思っていたのに、何故か見逃してしまった作品。オンラインレンタルだなんて「ああなんて良い時代に生まれたのだろう」と(日々恩恵を受けているくせに)テクノロジーに感謝なんてしながらの視聴。

DUNEの描く宇宙の世界は、美しく、飾らない風景や色味が統一されていて映像そのものが、美しい。

砂の美しさ。duneとは砂浜という意味。


登場人物もそれぞれに人間味があり、誰一人として欠けてほしくない、と思わせてくれます。(その気持ちとは裏腹に、どんどん欠けていってしまうストーリーですが。笑)

ストーリーの展開は、遅すぎることも、早すぎることもなく、見入っているうちに終わってしまいました。かなり良作、という評価です。星は4つ評価に!私にとってはかなりお気に入りの作品になりました。

宇宙における貴重な資源を取り合う人間たち、支配する人間、搾取される人間。まさに現代。しかし、宇宙の調和や均衡を探っていくアトレイデス家をめぐるストーリーでもあります。

なんといっても、Timothée ChalametとZendayaの共演。嗚呼、良い時代に生まれたもんだなあ(2)

何故か完結型だと思い込んでいた私は「待てよ、まだゼンデイヤ出てこない、もう後半だぞ、もしかしてちょい役?」と勝手に焦っていました。笑


次の作品を待つシリーズものは「007」でしばらくないかな、と思っていたので、待ち遠しい映画ができてくれて嬉しい限りです。

一番の見どころは、やはりTimothée Chalametを取り巻く描写でしょうか。父親や家族、アトレイデス家に仕える人々との絆など、彼の成長が丁寧に描かれていました。そしてその描写を上回る演技を見せる、Timothée、素晴らしい。

彼の演技やスタイルは不思議。どの作品においても彼が映るとそのワンシーンはとても洗練された近代的なものに映る。決して浮いてしまうわけでなく、その世界や時代にマッチした上で、先鋭的なワンシーンになる。不思議。

たまに彼のその才能が際立つため、宇宙船から降りてくるシーンについては、1人だけプレタポルテのランウェイ歩いてるだろ?と感じてしまった。笑

宇宙船から出てくるシーン。一人だけオシャレな軍服?を着ている。笑

Zendayaとの共演は次の作品で、より鮮明に描かれるでしょう。心の底から楽しみです。次の作品は2023年とのこと。待ち遠しい!



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