ナツヲ

絵を描いたり、魔女のまねごとをしてる。

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もう私は絵が描けない気がする

絵を描くのが趣味であったが、元々それで食べていく気はさらさらなく、ずっと同じ姿勢で絵を描いてることで生じる肩こりと頭痛を起こしてまで続ける気なんてなくなってしまった。私の絵の変遷とともに、なんで描けなくなったのか突き止めようと思う。 その1 おそらく、絵を描くようになった入口は昔流行っていたお絵かき掲示板であった。そこでCGに出会い、アナログと違って何度でもやり直しができる画材はとても魅力的であった。 その2 中学校時代、中村佑介さんというイラストレーターの絵に一目惚

    • タバコの匂い

      先日亡くなった祖母は愛煙家であった。私は小さいころから祖母から五百円玉を持たされ、当時のマイルドセブン(現在はメビウス)をタバコ屋さんで一箱買うおつかいをしていた。今、子供にそれをさせたら怒られる案件であるが、当時はまだゆるかったのだ。マイルドセブンは昔270円で買えた。残りの230円は私のお小遣いになる。小学生の230円はかなり大きい。ちなみに当時の月のお小遣いは400円であった。さらにタバコを買うコツは、祖母からタバコの空いた箱を借りることだ。タバコの種類、とくにマイルド

      • トリカブトと現代の医薬

        写真は以前撮影したクジャク。本文と関係はない。 日本で一番有名な、自然に存在する毒はフグ毒かトリカブトの毒なのだと思う。トリカブトは山菜の二輪草とそっくりなので、間違って天ぷらにして食卓に並んだ悲劇は多々あるし、狂言の演目である「附子(ぶす)」は、このトリカブトの異名の1つである。エスキモーやアイヌ民族はこの毒を使った矢で狩猟を行った。 ところで容姿がすぐれないという蔑称の「ブス」は附子からきている(諸説あり)。というのもトリカブト(附子)というのは神経毒であり、中毒で顔

        • 手に入りにくいスパイスは育てるべきか・前編

          写真の植物は私が育てたアニスの花である。海外では、種の部分をスパイスとして焼き菓子などに入れる。旅行行った時に食したアニスキャンディがとても気に入って、日本の輸入食料品店で同商品をしばらく買ってた時期がある。甘くて清涼感のある匂いが癖になるのだ。ただ、アニスというのはスパイスとして日本では手に入りにくい。私の住んでる田舎でも、店を何件かハシゴをしてもなかった。中には、スターアニス(いわゆる八角。アニスの匂いと似ているのでその名前がついている)と混同してしまう店員さんもいた。こ

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          夜な夜な魔女部@ベランダ

          最近の楽しみは、夜中にベランダで育てた植物を肴に酒を飲むことである。もともと、育ててた観葉植物を眺めながら飲んでたのだが、夜風にあたっても心地よい時期なのでベランダに腰かけて、ニトリやダイソーで買ったLEDソーラーランタンの光に照らされた植物を眺め、酒をなめる。 このLEDソーラーランタンは優れもので、太陽光で勝手に充電し、夜になると勝手に光を放つ。私がいちいち電池を入れたりスイッチを入れなくてもいいのだ。 私がベランダで育ててるものは、ほとんど食用や実用的なものがおおい

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          フラッシュ全盛期と思春期が重なってた世代

          フラッシュ動画という素人でも作れるwebアニメーションというのが、2000年代前半に流行っていた。今では、素人が作った動画なんてYouTubeにありふれているが、ネットというものがアンダーグラウンドを地でゆく時代ではそうはいかなかった。 その時流行っていた動画を、見たことない世代が見たらどう思うのか興味はある。ただ、おおかた電波系の意味不明な言葉を発しているナンセンスの塊だから、「なんでこれが面白いの?」と感じるしかないと推測する。 フラッシュ動画黄金期が、私が小学校高学

          フラッシュ全盛期と思春期が重なってた世代

          やっぱ、服の流行り廃りははやい

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          百円ばあさん

          実家の周囲は農村地で、近所に農家さんがちらほらいた。県庁所在地の都市にもかかわらず、市街地の外れにあるから田園風景が実家の窓から一望できる。見晴らす限りの田んぼは、一枚一枚「〇〇さんところの田んぼ」、「△△さんところの田んぼ」という名前をもっている。農家ではない私は、田んぼなんてみんな同じようなものだと思っていたが、最近になって違うのが判ってきた。何で見分けるのかと端的に言えば、稲の植え方だ。稲の植え方で田んぼの持ち主の人間性がちょっとだけわかる。芸術と言っていいほど真っすぐ

          百円ばあさん

          コリアンダーとパクチーと香菜とキンザ

          帝政ロシアの崩壊とともにアメリカに渡った文筆家が、故郷の料理を恋しく思うあまり認めた(したた-めた)エッセイを読んでいた(注1)。日本人からしたら、革命も共産国家もロシア料理も遠い異国のものである。 その本の中に、「キンザの葉」というスパイスが出てくる。『キンザ』でGoogle画像検索をかけても上手く引っかからない。翻訳された文章とはいえ、Googleにでてこないスパイスが本の中の言葉にあるのだ。私のロシアに対するイメージが、より一層ミステリアスなものになった(注2)。

          コリアンダーとパクチーと香菜とキンザ

          ひさしぶり

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          光るんです。

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          リハビリ

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          n番煎じか

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          後日、大家さんと送り盆の花火を見ました。たのしかったです。

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          当時は少し怖かったことだが、時を経て解決した話

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