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子育てと生き物観察の共通点

ネイチャーエンジニアの亀田です。

今僕には1歳の子供がいますが、日々子育てをする中で「子育てと生き物観察の共通点」に気付くことがあります。

少し前に気付いたのが、"子供も生き物も言葉を喋れない(会話ができない)"ということ。

うちの子供は最近色々と発話するようになってきましたが、まだ大人が使う言葉とイコールにはなっていません。

例えば、パパ、ママ、と発することがあります。
しかしこれは父・母と言っているわけではありません。
ウチではパパ・ママという言葉は使っていないからです。

このように子供が発する言葉と大人と使っている言葉が異なるため、大人側が子供の言いたいことを予測・想像する必要があります

その際、言葉以外の動作や、言葉を発する前後の行動を観察しないといけません。

いや、行動を観察していても分かることの方が稀。

「これのことかな?」「それともこう言いたいのかな?」とアレコレ試す。

それでも迷宮入りすることも多いのです。

で、このようなことは生き物観察する際にも同様のことがあります。

「尻尾を振っているけど、嬉しいってことなのかな?」
「踊っているように見えるけど、喜んでいるのかな?」

このような、人から見るとポジティブに見える行動も、動物によっては興奮状態や警戒のサインだったりすることがあります。

そのため人のイメージで判断して取った行動が、動物にストレスを与えてしまったり、思わぬハプニングを起こしてしまうことがあるのです。

なので、

「生き物のことはイメージで判断しないで、よく観察しましょう!」

…で解決できるなら良いのですが、それは現実的ではないと思います。

なぜなら、生まれた時から毎日一緒に見ている子供のことだって理解できないのだから。

出会って間もない、別種の生き物のことをその場の観察だけで理解するなんて、難易度高すぎです。

では何ができるのか?

「相手のことを理解しよう、知ろう」と思う。そして調べるなど行動に移すこと。
これが第一歩で、最も大事なのではないかと思います。

子供でも様子がおかしいと思ったら、症状をWebなどで「関連しそうな病気の情報や、自宅できる対処はないか?」と調べる。

そうやって調べてすぐに正解に辿り着けるとは限らないし、そもそも正解があるのかは分からない。

けど情報や経験が積み重なって、また同じような症状が出た時、気を付けるポイントが分かったり応急処置のやり方を覚えて、対応の幅は広がっていくはず。

これは他の生き物に対しても同様。

生き物に興味を持って、観察したり調べるのを繰り返すこと。

それにより、少しずつでも彼らとより良い付き合いができるようになっていくはず。

とりあえず僕はこれを心掛け、気付きを皆さんに共有していけたらと思っています。


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