【子育て】不登校の経験から学ぶ「子どもとは体験で分かち合う」
子育てって悩みが尽きません。
いろんなことが起こる。
娘が1年生のころ、コロナ禍真っ最中で、公務員の私は普通に出勤。さらに保健所にお手伝いに行ったりして、まさにダブルワークのような状態になっていた時期があります。
自分の業務は減りませんから、残業がかさみ・・・
でも、職場のみんなも頑張っているから、私も力になりたい!ともりもり頑張っておりました。(こういう時にアドレナリンがどばどば出ちゃうタイプです・・・笑)
ですが!そんな中、娘が不安定になり不登校になりました。
当時はシングルマザーで娘と二人で暮らしていたんですよね。
私に余裕がなくなると、弾力的に不安定になる娘。
またやってしまったーーーーー。ととても落ち込みました。
忙しいさなか、お昼休みに職場で先輩ママさんに話を聞いてもらい、自分のふがいなさにおいおい泣いてご迷惑をおかけしたんです・・・。
私は娘と2人家族になった時、相手が何歳でもきちんと家族として相談をするということを決めていました。
だから、不登校になった時にもたくさん話をして、対話で解決しようとしていました。何が嫌だったのか、困っていることはあるのか、学校や母としての私のことも娘なりに話してくれていたと思います。
でも状況は解決せず、学校の担任の先生に「スクールカウンセラーに相談してみませんか?」とある日ご提案いただいたんです。
あまりあてにしていなかったのですが(本当にごめんなさい)、でも、娘を見守る目が増えるならと、相談しにいきました。
男性のスクールカウンセラーさんだったのですが、、
「お母さんとしては、何が原因で不登校になったと思いますか?」
とストレートに、しかしとても自然に聞いてくださいました。
「母親である私の不安定さが原因だと思います。」
これに対しても「そうなんですね。」とだけ。
そこに続いて、「離婚はお母さんにとっても、お子さんにとっても大きな心の傷になります。まだ離婚して数年であれば、傷は癒えていないと考えていいと思います。二人であの時頑張ったねと抱き合って泣いたりしてください。」と。
なんだか、すっと楽になりました。
私がちゃんとしなきゃと思っていたのですが、娘と一緒に共感しながら悩んだり落ち込んだりしてもいいのだと。
「あとは、楽しいことを一緒にしてください。対話で気持ちの問題を解決するって、中学生でも難しいです。小学生はお母さんと楽しむという体験を共有することが大切になります。」
対話にだけ頼ろうとしていたことに気づいた体験でした。
「人生って楽しいよね、一緒に遊べて幸せだね」って、一緒に感じる経験がこどもとの信頼関係や愛情を受け取る土壌を養うのかもしれません。
きちんとしようとすると、どうしても子供へと伝わるのは「きちんとしなければいけない」という義務感。
私は自分が「人生は素晴らしい」と感じている姿を通して、子供の五感にアプローチして、伝えたいことや安心感を伝えることができることをこの時に実感しました。
「お母さん、軽やかに生きてくださいね」
あの日のカウンセラーさんにお会いしたのは一度きりでしたが、今でも感謝しています。
対話は相変わらず大切にしている娘との習慣ですが、あれから、娘とはキャンプやものづくりの体験や旅行など、五感を使って楽しむことを大切にしています!
たくさん話もするけれど、体験を共有することにもリソースをさくことはとっても大切。結局、不登校は1カ月ほどでその後学校に行きたくないということはなくなりました。
当時は本当に悩んだけれど、今では懐かしく思い出します。
きっとこれからも色々あるのでしょうが、その度に悩んで乗り越えていくんでしょうね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた!
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