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にげてさがして

絵本でヨシタケシンスケ著の「にげてさがして」という本があります。
「にげるために、さがすために、きみのあしは、ついている」という
キャッチフレーズで描かれるストーリーです。
読みやすく、人生目線でも考えさせられるクスッと笑える本です。

私はこの本を読んで、「逃げる」ことと「探す」ことは繋がっており、
次を探すという事は、今とお別れする事だと捉えるようになりました。

必ずしも「逃げる」ことが正しいのかというとそういう訳ではありません。
耐えることで、粘ることで学ぶことやブレイクスルーを迎えることなどは、
多々あると私も考えています。
ただ、今このとき虐められている、病的に辛い環境下に置かれている等、
厳しい状態にあるときは積極的に逃げることをお勧めします。

辛いとき、苦しすぎるときは、積極的な「逃げ」を活用することで、
状況を改善したり整えたりすることができますし、
逆を言えば、「探して」から「逃げる」こともできます。

具体的に言うと、例えば転職活動などです。
パワハラなどを受けている場合は、
まず「逃げる」ことが先行する場合もありますが、
転職活動においては、「探す」ことを先に行うこともできます。

転職活動は、時間のない人を特に対象としたエージェントサービスも
今時は普通に使われるようになっており、私個人としては、
「探すのはタダ」と思っています。
今の所属する企業から見えないように設定することもできて、
リスク要因はほぼゼロで、転職活動だけを行うこともできます。
しかも、今はこのご時世なので、面接すらオンラインで可能な時代です。

「逃げる」ことは、学業における転校などといった
社会的に逃げづらい閉鎖的な環境においても有効だと考えていて、
苦しい環境に置かれている状況を無理に留めることは、
子どもの成長に大いな影響を与えると私は考えております。

だからこそ、大切な人が苦しいときに直接的な関与ができない場合でも、
「逃げて探す」選択肢が存在することを伝えるだけで大きいと考えます。

あなたはどこにだって行けるし、
あなたはなんにだってなれます。
世界は広くて、視野を広げれば、
あなたはとても楽しい人生を歩むことができます。

でも、その前提となるのは今という現実のチューニングが前提で、
その前提になるのは、「どこに行きたいか」というベクトルの方向性と、
「どうなりたいか」「どうありたいか」というBe要素は大きいと考え、
そこを突き詰めるためには、「逃げて探す」のもあっていいと思います。

人生は選択の連続で、岐路に立つ事も多々あると考えます。
その中で、悩んだり苦しんだりすることも多くあるとは思いますが、
仮に、もしあなたが悩む要素を持っていたとしても、
解消する足をあなたは持っていることを忘れて欲しくないと思います。

人生はいつからでも良くできるし、
人生はいつからでも好転させることができる。

その為には、次の一歩を勇気をもって踏み出す所からの
スタートなのかなと考えています。

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