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道なき道を生きる為に

「大学入試センター試験」が「大学入試共通テスト」として、
目的も形式も内容も変わったものになるようです。

予測困難な時代に、新たな価値を創造する事が必要で、
①知識・技能
②思考力・判断力・表現力
③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
の3要素を育成する事が重要であると捉えているようです。

言ってる事はごもっとも且つ、教育改革は常に行われており、
個人的には今回の改革で「君たちは道なき道を歩まなければならない」
という一種のメッセージを伝えたいと考えているような気がしています。

人生を生きていると、仕事やビジネスをしていると、
マークシートのような選択肢が存在する事の方が少なくて、
記述式のような答えをゼロから考える、
ないし答えすら存在しない場合も多くあり、
せめて「答えがある事は考えて答えられるようにしよう」という
言葉が聞こえてくる気がしますね。

では、道なき道を生きる為にはどう考えて、どう行動すべきか?と考えた場合、
「考え抜き、手足を動かす」これ以外ないのかなと考えております。

私自身、知識や情報自体に価値ってあまりないと考えていて、
その知識や情報をどう組み合わせるか、
どう誰もやっていない事を一歩踏み出すスピードを上げるか、
知識や情報を自分なりに考えて昇華させるか、
といった事が大事だと考えていて、今までの詰め込み型教育は
どう考えても行き詰まりを見せると考えていました。

「なぜか?」
大方の学校で学ぶ記憶系の知識は、Googleで調べれば出てくるからです。

調べて出てくる知識を頭の中の記憶容量に記憶させるなんて、
無駄以外の何者でもないと考えています。
では、どう捉える方がいいかというと、どこにしまっているか、
タグをつけて、タグがどこにあるかをキーワードとして覚えておく、
と言った事が大切なのかなと考えております。

また、上記に無駄と記載をしましたが、
「無駄な事を無駄と切り捨てる力」も大事だと考えています。
「いつか役に立つから」という人から与えられた詰め込みには
何の意味があるのかと私は昔から思っており、
自分自身の得意分野を尖らせる事の方がよっぽど大事だと思います。

そして、より大事なのは「自分で考え、自分で生み出す力」だと思います。
それはアウトプットの形としてどういうものでも大丈夫ですが、
大事なのは「自分で考える」という事に真剣に向き合う事です。

それは「何にでもなる」という変化を表す事であり、
「自分で考えた」上で、過去に囚われない「行動を取る」という
「創造」を示す言葉でもあります。

話が少し変わり、
最近、嫁が好きでクイズ、ひらめき系の番組をよく見る事があるのですが、
正直な所、クイズは記憶容量と引き出しを出す速度の問題で、
ひらめき系は大方パターンが存在すると思っていて、
それ自体を否定する訳ではないのですが、
問題を答える立場(演者や観客)をやっていると、
一生、問題を作る立場の人に敵わないと考えています。

勝負では決してないのですが、世の中で生きていく場合、
綺麗事で済まされない、利用する側と利用される側、
持つもの、持たないもの、資本家と労働者に分かれる側面があるので、
どうせなら自分の生きる道は自分で決められるようにしたいものですね。

センターから共通テストに変わった事ぐらいで、
何が変わるのか?と思われるかもしれませんが、
受験というシンボルの形が少々でも変わる事によって、
私は世の中は変わっていくと本当に期待しています。

ググって分かる事は分かるまでの道のりを明確にしておく、
そして、自分で考え抜いて、大したものでなかったとしても、
「生み出す側」に立つ事が、道なき道を歩む第一歩なのではないでしょうか。

世の中は常に変わっていて、
「テストの形が変わったんだー、へー」みたいな目で見ずに、
「どういう意図があるんだろう?」と一歩掘るのも
ファーストステップかもしれませんね。

この先の世の中はきっと明るい、
そして主役は自分であって欲しいものです。

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