今週放送のカンブリア宮殿はUberEatsの特集でした。
（個人的にはもっと村上さんに切り込んでもらいたかった、という印象です。）

テレ東はnoteでも告知をしているんですね。

📰プレスリリース

📰『出前館』・JEO・𠮷野家が共同で実施！

日本最大級の出前サービス『出前館』は、公益社団法人JEO・子どもに均等な機会をと株式会社𠮷野家の共同で、子どもたちにあたたかい食事を児童養護施設に無償で届ける取り組みを実施。

出前館さんのこのあたりのスピード感は、１回目の緊急事態宣言同様、非常に速いですね。
こういった仕込みは宣言が出てからでは遅いので、常に先を見越した仕込みと各社との恒常的なリレーションは、とても見習うべきポイントです。

📰日本初のフェイクミート焼肉をおうちでも！焼肉ライクの人気商品がデリバリーに新登場！

株式会社焼肉ライクが運営する焼肉のファストフードをコンセプトにした焼肉ライクは現在全店舗で展開中の大豆を用いた焼肉用の代替肉をデリバリー（Uber Eats・出前館・menu・wolt ）でも販売。

ECから始まり、イートインで展開。
そしてついにデリバリーでも注文可能ということで、より"注文きっかけ"へのハードルが下がってきています。

そして香港にも初進出とのことですが、すでに海外では10店舗目になるんですね。すごいスピード感。

🗾国内のニュース

🗾ドアダッシュ、日本進出検討　宅配需要開拓へ採用活動

米料理宅配サービス最大手のドアダッシュが日本への進出を検討していることが明らかになった。リンクトイン上に、日本でのゼネラルマネージャーの採用広告を掲載した。新型コロナウイルスの感染拡大下で好調な宅配サービスをアジア市場にも広げる。

ついに来ましたね、米国No.1サービスが。

今回のDoorDashだけでなく、foodpandaにしろFOODNEKOにしろ、ここまでUberEatsや出前館が勢力を増しすでに顧客が付いてしまっているのに、なぜこのタイミングで来るんだろう、と思う方も多いと思います。

通常のサービスではまさに先行者利益は大きいのですが、フードデリバリーとなると、

ユーザのスイッチングコストが低い
提供しているものがマッチングという機能的価値中心なので、「お得・便利」が上回れば他社への乗り換えは用意。

ネットワーク外部性がほとんど効かない
顧客と飲食店というオフライン上のものを結びつけるものなので、顧客が増えてもユーザ側にはあまりメリットは無く、飲食店も自エリアで増えないと意味が無く、小さい規模でもその地域の支持が得られればサービスとしては成立してしまう。（ビジネスとして成り立つかどうがはまた別ですが）

という理由で、市場がある程度広がった状態で参入しても勝てる可能性がある、ということですね。

まさにWoltの創業者が、「『誰が先に行ったか（Who is First）』ではなく『誰が最後まで残れるか（Who is Last）』が大事だ」と語っているのが象徴的です。

🗾Uber Eats、謎の“電飾バッグ集団”の正体とは？「配達員生活を楽しみたい」

コロナ禍で一気に注目度が上がったUber Eats。コロナ失業の煽りで配達員が激増し、2020年は何かと話題になった。街にあふれかえる配達員たちの中でも、ひときわ目立つ集団がいる。その名は「Uber電飾部」。彼らの活動内容はただひとつ、「光って配達する」だけだ。

こちらが取り上げられていた方のツイートですね。

以前は、ウバッグに広告を付けていた方も紹介しましたが、こういったカスタマイズをしてモチベーションを上げる方法はいいですね。

🗾無人店で効率経営　ドコモ小売り参入、セブンは1000カ所

小売店を無人化する動きが広がっている。NTTドコモは無人店事業に参入し、食品を入れた自販機を展開。セブン―イレブン・ジャパンは2025年度末までに学校など全国1000カ所に無人販売所を整備する。

「ドコモはカップ麺、電池など約50点の商品を入れた自販機を21年上期に首都圏100カ所で展開する。」とのことで、異業種参入感はありますが、どちらかというとスーパーアプリ構築への一環という印象があります。

また、「ミニストップやローソンも無人店の出店を進めている」ということで、今年はコンビニもアップデートの年になりそうです。

🗾シェア型賃貸住宅でAI搭載型無人販売機の実証実験を実施

サッポロ不動産開発は、同社が保有するシェア型賃貸住宅「シェビア恵比寿」において、ゴールデンバーグが開発および運営するAI搭載型無人販売機「スマートリテールテクノロジー de GO（スマリテ）」の実証実験を2021年1月15日～3月31日まで実施すると発表した。

こちらも無人販売機の事例で、「希少性の高い生鮮食材や加工食品などをラインアップ」とあるので、軽食だけでは無さそうです。

無人コンビニというほどの規模ではなく、自動販売機という規模であれば、ブームで終わらずじっくりと浸透していくイメージは持てます。

🗾「自動運転×宅配」の国内最新動向まとめ！2021年はどうなる？

人の移動を担う自動運転車に負けじと、モノの移動を担う配送・宅配ロボットの取り組みも熱を帯び始めたようだ。この1年の取り組みを中心にピックアップし、開発企業の動向とともに2021年の展望に触れていこう。

国内事例のまとめということで、今年はこの分野も技術的にも規制という視点でも大きく発展しそうですね。

🗾国内｢大豆肉｣ハンバーガー勢力図。モスにバーキン、ロッテリアにフレッシュネス、なぜ植物肉を使うのか？

これまで、アメリカを中心に広がってきた｢植物性代替肉｣、いわゆる植物肉（大豆肉）。日本でもロッテリアやフレッシュネスバーガー、バーガーキングなどのファストフードチェーンを中心に、植物肉・大豆肉の外食産業への進出が目立った。なぜ植物肉・大豆肉の展開を進めるのか。国内のハンバーガーチェーンを主な対象に、その理由をたずねた。

大手ファストフードチェーンにおける代替肉パテの利用が揃ってきましたね。

各チェーンと手を組んだメーカーの一覧はこちら

フレッシュネスバーガー × DAIZ
ロッテリア × 不二製油グループ
バーガーキング × v2food（アメリカではImpossible Foods）
焼肉ライク × ネクストミーツ
※モスバーガー、ドトールコーヒー、コメダ、無印良品、IKEAは非公開

あとはマクドナルドがどう出るのか。

🌎海外のニュース

🌎独「デリバリーヒーロー」がVC設立、スタートアップ支援へ

ドイツのベルリン本拠の料理宅配企業「デリバリーヒーロー（Delivery Hero）」が、5000万ユーロ（約62億円）規模のベンチャーキャピタルを立ち上げ、アーリーステージのフードデリバリー関連のスタートアップを支援するとアナウンスした。

「これまでフードデリバリー分野ではスペインのGlovoを買収、南米の競合のRappiや食品分野のインポッシブル・フーズの株式を取得している。」とあるように投資にはかなり積極的ですが、「フィンテックやAI（人工知能）関連の企業にも出資を行う計画」とあるように、フードに限らないということですね。

🌎美容業界も即日配送が当たり前。｢打倒Amazon｣の米国配送サービス事情

食品宅配サービスのポストメイツ（Postmates）が、美容分野でのオンデマンド即日配送に公式に参入する。ポストメイツのアプリは｢ショップ（Shop）｣というショッピング専用のセクションを立ち上げた。

すでに8つのブランドと提携しているということで、美容商品がどこまで即時性が必要かはわかりませんが、商品は小型のものが主流なため、配達との親和性は高そうです。

また、「我々の直感では、美容やパーソナルケア、ホームグッズ、アパレル、そして花や金物や工具など、より頻繁に購入される分野に多くの関心が集まりそうだと思っています」と同社の執行役員が語っているように、これからも様々な分野との提携が進んでいきそうです。

🌎2021年の食の未来を占う4つの予測

2020年は食糧システム全体で前例のない進歩の年だったが、2021年はさらにインパクトのある年になると予想。今年見られる可能性のあることのいくつかについての4つの予測する。

培養・醗酵・遺伝子組み換え・フードプリントというのが４つの予想ということで、まだまだ食品の分野はイノベーションの余地が多く残されていますね。

以上。

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