それだけ各地に工場があるのは大前提としても、なかなかこういった企業姿勢は真似できません。

📰プレスリリース

📰三越伊勢丹☓ギグワークス　プレミアムフードデリバリーサービス「QG DISH（キュージィ ディッシュ）」

高価格帯のいわゆるプレミアムフードデリバリーという領域で、このあたりも参入が多く、競合各社がひしめき合ってきましたね。

デリバリーにおける配送コストを賄うには単価を上げる必要があり、そのために高価格帯を狙うという戦略はアリではありますが、その分日常食と比べて圧倒的に母数が減るので、一長一短ではあります。

また、高価格帯であっても"商品以外での"差別化要素は必須ですが、デリバリーにおいて「体験」ベースでの差別化は容易なことではありませんので、今後選ばれるためにどういった戦術を繰り出していくのか注目です。
（リリース内には「サービスの特徴は6つ」とありますが、正直なところどれもパッとしないという印象を持つのは私だけでしょうか。）

📰TOMPLA、ドローン配送によるフードデリバリーを新潟都市部で試験導入開始。視察企業も募集。

ドローンによるフードデリバリーの実証実験も活発になってきましたね。

また、今回の実証実験のコンセプトが「これまでの実証事業は、運搬後の食品の品質確認や航路関連の検証のため、単日かつ限定された注文回数での実施となり、実際の市場環境とは言い難いものだった。そこで、ドローンデリバリーの商用化のため、ドローンによるフードデリバリーのテストマーケティングを主要なフードデリバリープラットフォーマーである株式会社出前館と協働し、12日間サービス提供。」と、かなり現実的な実用を視野に入れてそうな形なので、かなり期待が持てると思います。
（出前館がどのような部分で絡んでくるのかはわかりませんが、恐らく飲食店からドローンの出発ポイントまでの配送を担う、といった具合だと思います。）

こういった実験が多く行われて、はやく街中でドローンが飛ぶ姿を見られるのが待ち遠しいです。

ちなみに海外では医療系ドローンで有名なZiplineが国内にも本格参入ということで、引き続きドローン界隈は盛り上がっています。

🗾国内のニュース

🗾ファミマ、24時間働ける“コンビニ陳列ロボ”を300店舗に展開

確か昨年にこのリリースが出たので、１年足らずで300店舗拡大まで視野に入ったのはスゴイですね。

気温の低い庫内での作業負担は言わずもがなですが、最初は飲料補充のみをロボットが代替して労働力の削減になるのか疑問でした。
ただ、こちらの動画の冒頭に、１日1,000本売れる日もあって売れるたびに都度補充をする必要がある、ということで、特にこの季節は日に何度も補充作業が発生するものと想像できます。

まずは直営店から導入が進むとのことですが、特にFC企業において、この設備投資費用はどう目に映るのか、まだまだ普及には大きな壁があると思います。

🗾京王電鉄、駅で受け取れるEC「トレくる by KEIO」を開始 ー 電車で配送

「実証実験は2023年2月28日までを予定。」と、期間限定ではありますが、鉄道各社における、鉄道以外での事業の柱を作る流れが活発です。

「10時までの注文で最短16時以降に受け取れるほか、最大7日先までの予約が可能。」と、ネットスーパー的なスピードですが、注文した地方の名産が電車に乗って配送されてくると考えるとちょっと楽しい気分かもしれません。

🌎海外のニュース

🌎セブンイレブンが米宅配企業を密かに買収しフードデリバリー競争に参入

"提携"ではなく"買収"ということで、一気にギアを上げてきましたね。

日経の記事によると、「スキップカートは登録ドライバー数は10万人以上で、米国の37州で米セブンやレストランチェーンのアップルビーズなど1000以上の事業者の商品を平均30分で届けるサービスを展開。」ということで、米国での規模としては中規模くらいですが、今後14,000ものセブンにどう導入されていくかによって、規模は変わっていきそうです。

こちらはnewspicksの有料記事ですが、米国におけるフードデリバリーの２強（DoorDash＆UberEats）について言及しています。

ただ記事内には「重要なのは複占」と書いてありますが、個人的にはこれは結果論かなとも思います。
依然としてプラットフォームビジネスの勝ちは「独占」であり、今の複占状態はあくまでもその過程にすぎません。

もちろん、黎明期は一強だったGrubhubも今や圧倒的にシェアを奪われているので、その独占状態も流転していくのが世の常ですが…。

そういった意味でいくと、複占状態の今がバランスが取れ市場として伸びていくタイミング、ということなのかもしれませんね。

🌎Uberのポイントプログラム「Uber Rewards」が2022年10月末で終了

「貯まったポイントによりブルー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンドという4つのランクに分けられ、ランクに応じて"Uberで優先的に配車を受ける"や"Uber Eatsで配送手数料を無料にしてもらう"といった報酬を受けることが可能。」というポイントプログラムの王道のようなサービスでしたが、「Uber Oneメンバーシッププログラム」（日本でいうところのEatsパス）というサブスクプログラムに注力していくとのこと。

ポイントは日本の国民性には合いそうなプログラムなので、是非日本では試してもらいたい仕組みですね。

🌎エアー部分にビールが充填？ ハイネケンがビール入りスニーカーを作る

AIR部分には何も入っていない、というわけではなく、AIRを入れているという認識ですが、いやはや海外の方の考えることはよくわかりません（笑）

「新作の低アルコールビール｢Heineken SILVER｣の登場を記念して32足が作られた。」と、キャンペーン賞品ではありますが、この発想には脱帽です…。

ちなみに実際に飲めたりはしないのかしら？

以上。

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