見出し画像

【3月度読書感想文】6人の嘘つきな大学生/朝倉秋成

きの氏から紹介された小説
自己啓発本にも飽きてきたぼくは、手に取ってみたのだ。

なんだろう。
ミステリーってジャンルは嫌いじゃない。
でもだまされた。って感覚が好きじゃなくて
避けてきた。

結局こういうのって意味わからない
読者を欺くことを目的とされているので
正直無理な設定とか、そんな伏線誰が分かるの?という
一回でスッと呑み込めない。

まぁ今回もたいがいそうだったけどww
でも3時間で読み切れて、就活というのが題材だったので
そういう観点でも面白いとは思えた。

改めて自分は負けず嫌いだし、
(こうやって騙されるのはいけすかない)
原点思考しか納得できない
(過去の事例をもとにしか考えられない)
と思えた。

そして就活で”犯人”がおもっていた
どれだけ聖人がいるんだよ。と
言っていたことも納得がいける。
僕もそうだから。
僕も悪い奴かもしれないし、みんなもそうだろう。
でもそんなやつが何言ったって、響かないんだ。
そんな気持ち僕も持っている。
人間性がどうだ?とかはやはり人を見る基準である。
僕も完璧ではないけど、完璧であらなければいけない。
これは主語を広げるというところと通じる
なれないとしても目指し続けなければならない。
ダメな自分と向き合い続けないといけない。
ただそれだけなんだ。

不完全を認めなきゃいけないし
その事実をどこか肯定していく必要もある。
でもそれをそのままにしてはいけない。
それを糧に変わり続ける自分でなければならない。
元々は不完全なものなのだから。
そんなことをこの本では感じた。

4時間の学習量に相当するかは別として
この本からも1つは学びが得られたとおもう。
小説だって学べるよねー。

ミステリーは苦手でもこうやって自分の中の
手を付けなかったところにずけずけいくことこそ
自分自身の成長になるのだなと。

話は変わってWBCをみていると
やっぱりこうやって素直に尊敬できるのいいなって
絶対的に勝てない土俵にいる人たち
その人たちが優れた人間であること。
これは日の目を浴びた人の宿命である。
僕はそこにたてると自負している。
(完全な思い込みだけど)

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?