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心のキズは治るけど、体の傷は治らないお年頃

この記事を読んでふと思い出したこと。

「発作的座談会」というのを知っている人は、そこそこの椎名誠ファンであろう。この文章のタイトルは「発作的座談会」の中で出てきた名言である(のはずである)。

最近、「50歳を過ぎたら楽になったんだよねえ」という話を出入りしているコワーキングカフェでした。主に人とのコミュニケーションが楽になったという話だ。

僕はちょうど50歳でサラリーマン生活に終止符を打った。僕がいた会社では50歳を超えると定年退職扱いで、退職後にハローワークで失業給付を受ける時の待機期間がほとんどなかった。それはそれで良かったけど、もうそういう歳なのだなあとも思ったものだった。

退職するにあたって、オンラインサロンを始めとして様々なコミュニティに関わるようになった。なかでも入ったオンラインサロンは女性がアクティブなところだった。そこでふと気づいたのである。他のメンバーがどう思っているかは知らないが、女性の中に混じって話していて違和感を感じないのである。結果、退職後の友人は圧倒的に女性が多いということになった。

50歳をすぎると、あまり男女の機微みたいなところに気を使わなくなったのである。その上、僕は生来のおしゃべりであり、もともとカワイイものとか少女マンガとか、最近はBLも読んだりするのが好きな内面女子なのであった。だから女子会のような場にひとりで参加しても違和感がない(とみんなにも言われる)。

そんなわけで、コワーキングカフェでは「おばさん力ナンバーワン」の称号をもらって内心ムッとした(本当は乙女なので)。

乙女自慢はちょっと置いて、「発作的座談会」である。

そこそこの年齢になった男たちが酒を飲みながら大真面目にとてもくだらないことを話すのである。代表的なネタはことわざの新しい解釈である。

ファシリテータがことわざ辞典を引いて、「早起きは三文の得」というお題を出す。すると「三文ていくらくらい?」「百円くらいか」「じゃあいらねえや」「早起きしても百円くらいしか儲からないから寝ていろってことだな」(意訳)というような至極だらしのない解釈をするのである。

で、そのようなやりとりのなかで出てきたのがタイトルの名言。

引用した記事から僕はこんなくだらないことを思い出してここに書いているのだが、引用記事はとても真面目に歳をとったら幸せになるのはなぜかについて書かれている勉強になるものであるからちゃんと読むように。

なんだかまとまりがないのだが、歳をとったら幸せになってきたのは僕の実感と合っているというお話でした。

とっぴんぱらりのぷ。

そうそう。件の称号を授与されたコワーキングカフェで歳をとっても幸せに暮らすためのお話をします。プレ講座と6コマ目を担当しますのでぜひお運びを。


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