哲学の重要性はトロッコ問題にモロに現れる

自作の哲学一覧表

哲学は何故必要なのかという命題に対し、回答に困ってる人は多いと思います。実際に、哲学は姑息的に即時的にメリットは提示してくれません。

あと、東浩◯や宮台◯司のようにポストモダン哲学までのほぼすべての哲学を理解していても、わけのわからない研究や解釈に用いるので、似非インテリのファッション道具くらいしかならないと思ってる人はいませんか。

哲学の重要性を理解するには、前提として以下の理解が必要になります。

経済学の話題において、経済学は何を目的とした学問なのかを理解していないと、「経済学に真理を求める」という自然科学のような態度を取ってしまいます。

故に、経済学の議論において「真理が」だの「因果関係」だの「正解だ間違いだ」だの、素っ頓狂な議論を延々とする輩が続々とわいてでてくるわけですね。

はっきりといいますと、経済学は社会科学です。だから、社会科学である経済学の目的は善です。

ケインズ「経済学はモラル・サイエンスである」

経済学の大家もこのように申しております。

そして、モラルや善の追求とは「相対的によりマシ」であることを求めることです。ならば、ここでトロッコ問題を例に考えてみましょう。

哲学は思考のパターンです。トロッコ問題ならば、以下のようなパターンが出てくるでしょう。

ベンサムの量の功利主義「被害の少ない方」、ミルの質の功利主義「より重要でない方を」、カントの義務論「そもそも選んではいけない」、ニーチェの永劫回帰と超人思想「後悔のないように」、キルケゴールの宗教的実存「神に申開きのできるように」、ショーペンハウエルの厭世主義「こんな問題があるこの世は嫌だ」、フッサールの現象学的還元「今ある解答や問題自体をカッコに入れて再考しよう」、プラグマティズム「役に立つ方を」、ニヒリズム「こんな問題に意味はない」、ヴィトゲンシュタイン「語り得ぬものについては沈黙せねばならない」、ヴィトゲンシュタイン「ちゃんと僕たちの言葉通じてるか検証」、儒家「礼に適う方を」、道家「道に適う方を」などなど

哲学を理解するといっぱい選択肢が出てくるんですね。そして、この中から「よりマシな選択肢を選べる」ようになる=より善き善の追求が可能になるわけです。

従って、社会科学を志すものは、必然、できる限りの哲学を理解する必要がある、と言えるのです。

という哲学の重要性の解説となりました。

哲学を愛する教養深き皆様が、世の成田◯輔とかひろ◯きとかホリエ◯ンとか下卑た連中の屁理屈に負けないように、哲学の重要性を示す論をここに提示しておきました。

ご自由にお使いください。

では🤗

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