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9月から本気出す

 こんにちは、こんばんは。いつもお世話になっております。
 タイトルの通り9月から本気出す宣言なのですが、今までサボっていたわけではなく、コーヒー業界30年を過ぎた今、これからの20年を見越した仕事をしようかと企んでいるのです。

今までは何だったのか

 10年前、子供が生まれることがほぼ確定してから、仕事の時間を減らして一緒にいる時間を最大限に取れるよう考え、段階的に喫茶営業の廃止とコーヒー豆販売への特化をすすめました。
 そもそも喫茶・カフェ営業について、20年前くらいに成立していたドリップコーヒー主体の営業で1日10回転というような営業については、10年前の時点でお客様のニーズが時間を潰したりPC作業などで長時間滞在、または見栄えのいいフードメニューの提供などにシフトしており、さらには直前にあった東日本大震災時の教訓もふまえ、廃止・縮小することは決定事項でした。
 とはいえ即廃止ではなく、完全廃止の予定を子供の小学校進学に合わせ、それまでは喫茶営業も行いつつコーヒー豆販売を行い、コーヒー豆を必要としている人に届けつつ店を維持する、車で言うならアイドリングのような営業とすることとしました。この時点での喫茶・来店豆・通販豆の比率は2:6:2くらい。

この10年間どうだったか

 出産後、妻が絵を描く時間が欲しいとのことで、子供が1歳半くらいになったころから店に連れてくることにしました。おんぶしていないと泣くので、ずっとおんぶしていた思い出があります。この生活がまあまあ長い事続き、妻の個展を開催することもできました。

離れると泣く年ごろ
妻の個展
子供を描いた作品 F30オイルパステル
2歳半くらい

 その後妻は他の場所でも個展を開催し新たな職場で仕事に復帰、子供はすくすく育ち、来店されるお客様にもかわいがってもらい幼稚園に入園する年ごろまでほぼ毎日店に居る生活でした。

ご縁があり渡辺謙さんのカフェでも個展を開催しました
気仙沼「K-port」さん

 幼稚園は店の近くで給食のあるところを選び、出勤前に送り届けて店を閉めてお迎え、夕方まで店で過ごして自宅に帰る生活にしていました。
 この時点で通販サイトを2か所立ち上げており、喫茶・来店豆・通販豆の比率は5:55:40くらい。

当時の営業 最高の店とか書いてますね

 そして子供の幼稚園卒園直前に例のコロナが蔓延します。そのあたりについては別な記事で書いておりますので、良かったら読んでみてください。我ながらなかなかのタイミングで動いたな。と自画自賛しています。

 そして子供が小学校に上がるタイミングで完全に喫茶を廃止します。そして営業時間も短縮し、子供が学校から帰宅する前に自宅に戻る。を実践します。また、世の中が外出を控えていたタイミングなのと先に書いた通り送料をすべて当店で負担していたので、ご来店豆購入と通販の比率が1:9ほどになりました。

営業時間はこの通り

 このあたりになると最近SNSなどで当店を知り通販で購入されている方にもおなじみの営業形態になっています。
 そこから3年と少し、子供も小学4年生になり帰宅時間も少し遅めになったので、営業時間を少し伸ばしています。

今のコーヒー豆売り場
今の営業時間

 さて、ほぼ私の思い出話だったので「だからなんだよ」と思う方も多いかもしれませんが、この10年「店を黒字で経営しつつ子供の面倒を見て家の食事を全て用意する」ミッションをコンプリートしましたので、ここからの20年について、まず最初の10年を新たなスタートとしてネット通販の拡大と店舗でのコーヒー豆販売の対応強化を行い、売り上げ拡大からのスケールメリットを活かしてお客様に美味しいコーヒーをより手軽に楽しめるようにしたいと考えています。そして20年経ちますと自分が70歳手前になりますので、そこまで健康で頑張れていれば「コーヒー業界50年のベテラン」みたいな顔をして偉そうにしてみようと考えています。
 9月から本気出す。とはいえ、本気の矛先が変わるだけですが、まあ死なない程度に頑張ってみようかなと企んでいます。どうぞお付き合いくださいね。
おしまい。

ご来店対応強化のためキャッシュレス決済対応
あと20年頑張ります

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