実はあなたも被害にあっているかも。モラハラの人格否定は巧妙に行われる
こんばんは。ねこねこです。
モラハラ加害者の特徴として、被害者の人格否定的につながる発言をするというものがあります。今日はそのお話をしますね。
いま1度、モラハラとは
何度もお伝えしていますが、モラハラとは加害者による被害者への支配行為です。被害者をマインドコントロールして、自分にとって都合が良い考え・行動をする人間に調教しようとしているのがモラハラ加害者です。
この「モラハラとは何か」が分かると、加害者が被害者へなぜ人格否定発言をするのかはすぐにわかります。
それは、支配するためには被害者のもともとの人格が邪魔だからです。
なので、加害者は被害者に対して人格の人格を攻撃し、否定し、消し去ろうとしています。
人格否定とは
一般的に人格否定というのは、相手の性格や人間性など、本質的な性質や尊厳に関わる部分を否定することです。
ただ、相手の受け取り方によって変わる部分があるので、どこからが人格否定だという明確な線引きはありません。
相手の相手の本質的な性質や尊厳に関わる部分に関する否定的・攻撃的な発言で、相手が傷ついたらそれは立派な人格否定ということになりますね。
分かりやすい人格否定だと、「頭が悪いからこんなこともわからないんだよ」とか、「性格が悪いから皆に嫌われるんじゃない?」とかですね。
しかし、実際の人格否定はこんなにわかりやすいものだけではなく、もっと巧妙に行われるものがたくさんあります。
モラハラ現場の人格否定
具体的に、モラハラの現場で加害者によって行われている人格否定を、否定する部分のカテゴリと、否定の仕方(手法)に要素分解してみていきましょう。
カテゴリとしてはこんな感じです。
このカテゴリは先に述べたように、本質的な性質や尊厳に関わる部分が入ります。
1,考えの否定
2,家族や生い立ちの否定
3,友人や交友関係の否定
4,性格や人間性の否定
5,被害者が担っている役割の否定
このカテゴリに対して、手法が加わります。
1,質問形
2,比較
3,過度な一般化(いつも、みんな、絶対、普通)
4,憐憫風
5,呆れたという表情やため息など
では、実際にどのような感じで上記のカテゴリが使用されるのか、例を挙げます。
1,考えの否定 × 1,質問形
そんな風に思うことが本当に正しいと思ってるわけ?
2,家族や生い立ちの否定 × 2,比較
うちの母親は、仕事しながら毎日料理もきちんとしていた。キミがそれを大変だっていうのは、甘やかされて育ちすぎたんだと思うけど。
3,友人や交友関係の否定 × 3,過度な一般化
キミの友達はみんなチャラチャラしてるよね。もう結婚したんだし、そういう友達との関係は少し控えたほうがいいと思うけど。
4,性格や人間性の否定 × 4,憐憫風
そういう極端な性格だからいつも辛いんだよ。かわいそうだなって思うよ。
5,被害者が担っている役割の否定 × 5,呆れたという表情やため息など
きみは、仕事もしていないのに母親としてまともに育児も出来ないんだね。(ため息)
※カテゴリの番号と手法の番号は対応しているわけではありません。順番に組み合わせてしまったので、わかりづらくなってしまいましたが、1つのカテゴリに対してどの手法でも組み合わせられます。
これらが連続的かつ膨大に行われているのがモラハラの現場です。
分かりやすい人格否定は、明らかに悪口のように聞こえますし、それを誰かに伝えたときにも人格否定だとわかってもらいやすいです。(例:「ほんと馬鹿なやつだよな」とか、「性格悪すぎるからダメなんだよ」)
しかし、モラハラ現場ではもっと巧妙にかつ自然で、当たり前のように人格否定が行われているので、被害者は気が付かないうちにどんどん自分の人格が傷つけられていきます。
その結果、自己肯定感が下がり、モラハラ加害者による支配が強まるという仕組みです。
人格否定をされ続けるというのは、とても恐ろしいことです。もし「相手の発言でいつも傷つくな・・」と思われたら、それは人格否定ではないか?と疑ってみてくださいね。
今日も本当にお疲れさまでした。
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