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-10kgの視点~第1章~(全4章)

昨年の8月と比較して、10キロの減量に成功した。
その軌跡を綴りたい。

~~第1章 きっかけ~~

なぜダイエットを始めたか

何かを始めるきっかけは人により千差万別だろうが、
私にとっては「マッスルミステリー」をプレイしたのが全ての始まりだった。
「通称:マスミス」は、筋トレを楽しんでもらいたいというコンセプトのマダミスである。
このコンセプトが見事に刺さり、プレイ後に筋トレがやってみたくて仕方なくソワソワしながら帰った。
2022年8月5日のことだった。
いつ思い出しても、あの夜のマスミスが無ければいまの生活はない。
まさに起源となった夜だった。

我ながらマダミスに影響されやすい単純シンプルな性格ではあるが、これほど良い方向に影響したシナリオは他にはない。
もし、自分は単純である!という自覚がある方はぜひ体験してみて欲しい。
そうではない方は、気にせず読み流して、これからも今のまま生きていただければ幸いである。


筋トレアプリ「OWN.」


では、ド素人が筋トレを始めてみたいと思ったら、何から手を付けたら良いか?
私は過去に5つのスポーツジムに在籍し、そのすべてを解約してきた経験がある。
その結果得た教訓は、ジムは「入るのは簡単だが続けるのは非常に難しい」ということだった。

大事なのは、習慣化すること

ジムは習慣にならなかった。
もっと、気軽じゃないと自分には続けられる気がしない。
自分は中々の、コツコツ劣等生である。
さらに、面倒くさがり屋の傾向がある。
「一歩も動かず、指一本だけで始められる、超絶にお手軽なものはないか?」と囁き続ける心の中の悪魔と、悲しいかな共存していかなければならない。
そんな難題への答えは、筋トレアプリが解決してくれた。
なるほど、アプリなら確かに指一本で済みそうだ。(筋トレとは)

ということでアプリストアをしらみつぶしに探した結果、
一番簡単そうで、評判が高く無料のものをDLしてみた。

それが「OWN.」だった。

まずは無料な理由を確認する。
最初の10日間だけ利用が無料で、その後、課金制になるという。
なるほど、それなら10日間使って判断すればよい。
習慣にできそうか、やっていて楽しいか実際に使用してから決めよう。
即日、無料会員に登録した。

アプリの機能はざっくり3つだ。

  1. 記録:体重と食事(理想の摂取量)

  2. プラン:筋トレメニューの立案と応援メッセージ、スケジュール

  3. トレーニング動画:追加用トレーニングのアーカイブ(追いトレ)

無料期間中にとことん使い倒してみよう、
その上で体重が多少減ったらラッキー!、と考えていたが、コンテンツがあまりに充実していて正直驚いた。
筋トレのスケジュールは、自身の目標に併せて自動的に組んでもらえるので、ひたすらアプリを開いて今日のミッションをやるけでよい。
ミッションが達成できない日もあるよね、そんな時は後日やるのもOKというゆるいルールも良かった。
毎日のミッションの中には、応援メッセージも含まれていて、そのメッセージがとてもポジティブで元気が出るので、それを見るためだけにアプリを開くことが出来た。
そこに義務感はゼロだった。

アプリを開くのが楽しみになった結果、ちょこちょことした筋トレをするようになった。
やがて肩こりがなくなり、明らかに体調が良くなった。
初期設定として、週2の最もゆるいプランを自分に課していたが結局週5以上、何かしらの筋トレを行った。
動画の種類は豊富で、そのひとつひとつは2,3分程度で終わるものがほとんどだった。
アプリが提示してくれたスケジュールを守らなかったので休筋日が少なかった。
筋肉痛が、だんだんと気持ち良くなっていった。
手をギュッと握ると、感じる。
ムキっとまではいかなくても、ミシっ?とした感触。
身が引き締まっているのでは?
実感は十分にモチベーションになり得た。

数値には表れない

あっというまに10日間の無料体験が終了した。
体重は1kgも減っていない。
しかし、この時点ですでにアプリを続けてみようという気になっていた。
作者からの応援メッセージを夜な夜な読んだり、筋トレの記事を自主的に読むようになっていた。
そしてついに、人生で初めてプロテインを購入した。
明らかにやる気が育っている。

ここで、OWN.の料金体系について確認しておこう。
年間会員と月額会員が選べて、1年続ける意思があるなら年間会員の方がお得だ。
しかし、私は習慣を身につけるのが目的だったので月額会員を選択した。
最終的に3カ月課金を続けた。
課金した事、短期集中したことは自分に有っていた選択だったと思う。

有料会員になってみた

さて、意を決して有料会員にグレードアップした。
使える機能は、事前説明にあった通り無料期間中と変わらなかった。
しかし最初の10日間と同じことを淡々と続けた所、いつの間にか8週間たっていた。
体重は4.5kg減少していた。

この頃、職場で「後ろ姿がすっきりした」と言われ始める。
生活上の無理をした自覚がないので、あと3kgは余裕でいけるんじゃないかという気分になってきた。
いつのまにか習慣化は完了していた。

そして、一年で一番危険な、食欲の秋に突入することとなる。

つづく

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