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言葉の花束ーアキの詩集No.154


1.「風を切る」


空調の
風じゃなくて

自然の風を
感じたくて

車の窓を
開けてみたんだ

すると
ふわっとした
風が私を包んでね

風の中
車を走らせると

凄く
爽快だったんだ

あぁ
風を切るって
良いなぁ

忙しなさや
鬱蒼とした気分が
全て吹き飛ぶね

生きている
感じがするよ

気持ちを
軽くしたい時は

また
風を切りに
いきたいね


2.「親切はボランティア」


誰かに
親切にするのは
何で?

相手への思いやり
自己満足
他人の目

どれが
動機でも
全て良いと思う

だって
親切は
ボランティアだから

親切にして
何か返ってきたら
ラッキーだし

何も返ってこなくても
思わぬ反応が返ってきても

そこに
良い悪いはない

ただ
親切を強制にしたら

楽かもしれないけれど
ちょっと苦しいと思うんだよね


3.「火事場の馬鹿力(エッセイ)」


郵便局の閉店までに
間に合え!

そう
意気込んで
猛ダッシュ

火事場の馬鹿力とは
よく言ったもので

閉店
一分前に
到着して

ゼーッ
ハーッ
言いながら
郵便物を出す私

人間
命がけになれば
何でも出来るね

ただ
その後
反動で

めちゃくちゃ
腹が痛くなったのは
我ながら笑える


4.「その先は禁句よ」


疲れた体が
甘い物を求めている

チーズスフレに
ピーナッツバターのパン

そんなにお腹が
空いていなくてもいける

なぜだろう?

あぁ
駄目だ

これ以上
食べたら

その先は
禁句よ

なんて
心向くまま
甘い物に吞まれ

至福に浸った後に
自己嫌悪に陥る

お決まりの
パターン


5.「食材に懺悔」


美味しく食べられる
はずだった食材達よ

新鮮な内に
食べられたいよね

ごめんね
いつも
傷みだしてから
調理している

私の不甲斐なさを
許しておくれ

どうしたら
美味しい内に
食べることが出来るだろう?

あぁ
もっと賢く
調理したいよ

傷みだしたら食べる
ではなくて

美味しい内に
食べる

そういう
調理習慣を付けたいよ


6.「電車のジレンマ」


座席に座れば
楽だけど
眠くなる

ならば
立つしかないか?

いや
でも

疲れた体で
立つのはしんどい

スマホも
いじるの大変

という
電車のジレンマに
毎日さいなまれるよ


7.「君無しじゃ生きていけないの「君」」


君無しじゃ
生きていけないという
言葉があるけれど

その
「君」って

私にとっては
誰だろう?

そりゃあ
やっぱり

「自分」でしょう

自分を見失って
どうやって生きていくのよ?

自分だけは
自分の一番の理解者で
いて欲しいし

自分を信頼して
この先の人生を
突き進んで欲しいよ

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