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【ゲームエッセイ】ジュネスの特等席。

いつも決まった、たまり場があった。
なにかあってもなくても、誰かがいる場所。

・じぶんの家、友達の家
・学校・職場の食堂
・コンビニ・ファミレス・フードコート

時間も関係なくて、誰かがいつも座ってて
会う約束なんて、した覚えもない。

なんとなく帰って
なんとなく集まった。

予定も目的もないけれど
間違いなくみんなが集まる場所は、
ぼくらにとってのジュネス。


会話を楽しむだけの日も、
グチを言い合うだけの日でも
なくてはならない、アタリマエの空間。

お互いゲームを持ちよって
知らない子達も参戦し、当初のメンバーよりも
でかいコミュニティーが出来上がった。

ファミレスでも会社の食堂でも
いつも響いていた、みんなの笑い声。

冷たいコンクリの塊の空間が、
少しずつホットな場所にトリップしていた。


もしかしたら、この特別な毎日が、
儚く終わっていく事を知っていたのかも。

みんなが、それぞれの人生を楽しんで、
少しずつメンバーが、集まらなくなって。

いなくなった仲間のことを
あれこれと想像してみたり。

直接会うことも、なくなったある日、
いつもキミが座っていたファミレスの席を
眺めていた。

「んじゃオレいくわ」
といつものパターンで帰って行ったキミ。

それが、最後の言葉とも知らずに。


集まらなくなって、寂しさもあったけど
ひとりで飲むドリンクバーも悪くない。

あそこの席には、今でも
ぼくらの笑い声が、居座っている。





音楽が好みすぎて「P4D」もはじめてみたら
めっちゃネタバレのゲームでビビった。

ちゃんと本編クリアしてから遊ぼうっと。

コケでした〜。

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