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「失敗の本質」を読んで組織をどんなイメージで捉えるとより簡単に組織づくりを考えられるかを検討する

失敗の本質でミッドウェー海戦でなぜ負けたのか分析している。本分析を参考に、組織がうまく回るためには組織というものをどのようなイメージで捉えるべきか考えてみる。

組織の能力を考える際に重要なのは以下の3点であるとのこと。
・戦略
・組織過程(戦術の遂行能力)
・組織の思想(戦術の背景にある方向性)
そして、如何にして戦術と組織過程のギャップを小さくできるかが、戦略立案と実行において重要となる。
複雑精緻な戦略を立てたところで、遂行能力がなければ単なる絵に描いた餅になる。

このことから、組織を「肉体」と捉えると直感的に理解しやすいのではと考えた。
戦略が骨格デザインで、組織過程(指揮官のもとで戦略を実行する作業者)が筋肉である。戦略を実施する指揮官が骨格自体である。組織の思想がなぜそのような骨格デザインにしたのか?即ち生物としての存在意義であり存在目的である。

組織を肉体としてイメージすると、組織をうまく回すための組織づくりをどうすべきかの問いを回答しやすい形に変換できる。

どのような骨格にするか?
→組織体制をどうするか?
頑強な骨格にするにはどうするか?
→誰を管理職として配置して、上層部に正確な情報をあげさせるか?
そもそもなぜ生きるのか?そのような形態に進化したのか?
→組織として何を実現したいのか?どのような思想に基づいて生存競争を勝ち残りたいのか?

不適切な管理職が配置されていれば脆弱な骨になるし、抜け漏れが出て骨が断絶した状態になる。当然肉体はうまく連動しない。


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