覚めない悪夢の場所
薄暗い朝。
手足、頭もずんと重く、全く動かなかった。やばい、やばい、と思えば思うほど強力な眠気に襲われ、何度も気を失うみたいに寝てしまうと、気が付くと家を出る時間になっていた。ああ、いやだいやだ。
大変だ。バイト先に電話し、出勤が遅れる事を伝えるとまた強烈な眠気が襲ってきて、敗北。気付くともうすぐ出勤を約束した時間。
何度も最悪な夢でうなされた。
さながら、鬼滅の刃無限列車編みたいに。
場所はいつも、中学校の体育館だ。
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