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海外の文化に特化した記事コンテスト『世界ウェブ記事大賞』はじめます!

告知です。

https://traveloco.jp/kaigaizine/sekai-award_2019

海外の文化に特化したウェブ記事コンテストをはじめます、今日から応募受付開始です。タイトルは『世界ウェブ記事大賞』、豪華な顔ぶれの審査員をお招きし、また賞金、なにより次につながる機会(お仕事であります)をご用意しました。詳しくは冒頭の応募ページをご覧ください。で、ここでは審査に加わらせていただくひとりとしてどのようなものが読みたいのか書きたい、というより今のうちに自分のためにも整理しておきたいと思います。参考にしたところで「私好みなだけ」ですが、何も言わないよりはいいかと。

主催者のブログなんて、よっぽど興味のある人しか読まないだろう。逆に言えば、それだけの熱量がある人にはなにかしらの形で応えたいと思います。

読みたい1:文化への敬意を忘れずに

しょっぱなに書くことはしょっぱなに書きたいことです、つまり一番大事。最近、日本に外国人在住者が増えて生活に身近になった影響だと思うのですが、SNSのタイムラインを眺めているとやっぱり異文化コミュニケーション関連の炎上が増えたように思います。そりゃいかんだろというものもあれば、しょうがないのではというもの、個人的にはいろいろとあるんですが。

どれだけおもしろいヴィジュアルでも、バカにしてる感があると冷めます。ただまじめに書こうって意味じゃあない、しいて言えば愛情かもしれない。この敬意は取材する立場であれば持っておいた方がいいと思うとともに、作法だと思ってます。ファッションショーで奇をてらいすぎて陰部が見えちゃってしまっているような、「そりゃ違うだろ」って。そこは人により感じ方はさまざまだし、表現を萎縮させることになるのは心底避けたいのですが、推敲しながら自分の胸に聞いてみるくらいはしてほしいなと思ってます。

言い換えれば、「モラルチェックを忘れずに」ということかもしれません。ファクトチェックに並ぶモラルチェック。

読みたい2:写真の説明はほどほどでいい

写真を使った記事でのエントリーという前提ですが、写真はそれだけで情報力があるので、わざわざそれを説明するような文章でボリュームは割かない方がいいと思います。「写真を貼って説明しているだけ感」のある記事は、「この人現場に行ってないのかな」と思われるリスクもあります。ただ、そのもっと以前の話で書き手の感じた・考えたことが知りたいです。とくに在住者でその文化をよく知る方であれば、これにうんちくも加わるでしょう。

今は検索エンジンでなんでも知れてしまう時代なので(もっといえばその元ネタは数多ある汗と涙の結晶たるウェブサイトなんですけど…)、究極的には「ほかでは知れない・読めないもの」を読みたいです。そうすると、ただ見ただけのことじゃ限界がある、というより被って当然なので、書き手のオリジナリティが大切になってくる。応募ページの審査員のひとことにも書きましたが、「カルチャーショック(異世界)」と「オリジナリティ(書き手の視点)」をかけ合わせて、はじめて世にひとつの記事になると思います。

写真を使わないという人は、ヴィジュアルの情報力に頼らないということなので、逆にめちゃくちゃ楽しみにしています。動画が簡単に撮れるリッチコンテンツな今の時代だからこそ、それで複数の審査員から支持される、つまりほかとタメを張れるような人は、すでにプロ級の腕前な気がしますけど。

読みたい3:楽しませてほしい

これはもう私の願望ですが、楽しませてほしい。計画済みの観光のための情報収集や、稼ぐという軸もあるビジネスと違って、言ってみれば「ただ文化を伝える」というのは、時間に余裕がないと読めないと思います。つまり娯楽です。コンテストの背景にも関わりますが、知らない国のこと、他人事に人は興味を持たないから他人事です。何にでも持っていたらしんどいです。

だからこそ、記事では一行一行読んでいる人を楽しませる工夫を凝らしてほしいと思います。タイトル、トップ画像、見出し、写真、ぜんぶ大切です。

読みたい4:今言ったことぜんぶ忘れてください

言っといてなんだという話だけど、人から言われたことを気にしながら書いた記事はそれがどこか文面に出ると思ってます。ので、無意識に頭の隅っこに転がっているくらいがちょうどいいので、今言ったこと忘れてください。

俺はこれが読みたい!あなたは書きたいものを書く!

要約するとこうです。えらそうに書いたなー!でも、1ミクロンくらいは人の役に立つと信じたい!では、みなさまからのご応募お待ちしております!

ぜんぶうまい棒につぎこみます