発達障害を知ったのはもうかれこれ十二、三年前になるのですが、よく研修があるのはADHD(注意欠陥多動性障害)とかアスペルガーとかで、それ以外はなかなか無かったりします。よって、いざそういう生徒と出会っても有効な支援ができないことも…

で、学校側から有効な支援が受けられない(そもそも診断を受けていないために家庭も学校も把握していない場合もあり)ために、「やる気や努力がない！」と叱られたりし続けたことで、生徒本人が本当にやる気や自信を失ってしまうことが起こります。

その結果、勉強に興味がない振りをしたり、逃避したり、わかっていると嘘をついたり…ということにもつながったりします。

場合によっては、複数の障害を持っていたりしますからね…
これ、一介の教員に対応できるレベルじゃなくない？と思うことも、しばしば。
ちなみに、どんな学校にも必ずいます。(進学校、実業高校、定時制…どこででも出会いました)

そんなわけで個人的に学んだりしているのですが、教科の勉強もしなきゃだしその他の業務もあるしで、なかなかはかどらず…

しかし！
昨今、さまざまな障害を分かりやすく漫画化したものがいっぱい出てきて、大変ありがたいのです。
ご本人や家族のことをかかれているので、感情や困り感も理解しやすい！
本当に感謝しかない。ありがとうございます。

で、今担当している生徒がどうもＬDらしいので、書店でこの漫画を見つけたときは興奮しましたわー。

『うちの子は字が書けない』千葉リョウコ　ポプラ社
https://www.amazon.co.jp/dp/4591155323/ref=cm_sw_r_cp_awdb_MFIyzbFA8HJ7X

お子さんが発達性読み書き障害を持っていらして、通級を利用されたり、かなりしっかりしたトレーニングを受けたりしておられます。

いざ読んでみたら、なかなか大変な障害で…
あと、障害があるとそれを何とかせねば！ということにばかり目が向いて、肝心の本人保護者の感情を確認することの大切さを忘れがちになっちゃうことにも反省したり…

でも、光明も見えてきました。
そんなわけで、オススメでございます。
私はこれから監修の宇野先生の解説ページを読むぞ！