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パーパスやエンゲージメントとモチベーションの相関について

近年のパーパスへの関心の高さや、エンゲージメントへの注目度も上昇している中で
Wantedlyがパーパスとエンゲージメントについて調査結果を出していたのでまとめていく

ウォンテッドリー、パーパスとエンゲージメントに関する調査結果を発表

◆ 調査概要
・対  象:求職者 及び 採用担当者(Wantedly利用者)
・期  間:2022年12月9日〜12月20日
・人  数:1,253名(求職者1,034名 及び 採用担当者219名)
今回は
「パーパス=企業の存在目的や社会的意義」
「エンゲージメント=仕事に夢中になる状態」と定義

出典元:ウォンテッドリー株式会社

▼求職者の78%が自社のパーパスを認知し、共感していると回答

自社のパーパスを認知している人のパーパスへの共感度合いについて、約8割が共感度合いが高いと回答。

▼転職時にパーパスを重視している人の割合は75%

パーパスを「給与よりも重視した」人の割合は、2019年から2022年の3年間で1.75倍。

転職先に求めることとして「給与水準(65%)」、「共感できるパーパスを持っていること(62%)」、「勤務形態の柔軟性(54%)」が上位に。

現職のパーパスへの共感度合いとモチベーションの相関について、
パーパスへの共感度合いが「とても高い」と回答した人はモチベーションも高い。逆に共感度合いが「とても低い」と回答した人はモチベーションも低い傾向にあった。


▼80%の企業がパーパスを定義し、ほぼすべての企業が選考時にパーパスへの共感度を重視

自社のパーパスを定義している企業に、パーパスの社内浸透度について聞くと「パーパスを決定して社内へ啓蒙しているが広まっていると感じない(29%)」、「パーパスを決定しているが特に広める活動までできていない(25%)」、「分からない(3%)」と54%の企業がパーパスの社内への啓蒙活動に課題を抱えている。


パーパスを定義している企業に、選考過程でどの程度パーパスへの共感を重視しているか聞いたところ、「かなり重視している(45%)」「比較的重視している(45%)」と、パーパスを定義しているほぼすべての企業が選考過程でパーパスへの共感度合いを重視しているという結果に。

パーパスを定義している企業に、選考過程でスキルよりもパーパスへの共感度合いを重視することがあるか聞いたところ、8割以上の企業が選考過程において、スキルよりもパーパスへの共感度を重視している

https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/pr_20230221/


▼「パーパス定義のによって採用がしやすくなった」63%

パーパスを定義している企業とそうでない企業に、コロナ禍の影響で地元出身者と他都道府県出身者の採用のしやすさに変化はあったか聞いたところ、「全体的に採用しやすくなった」割合について、定義している企業は63%、定義していない企業は21%と3倍の差が生じ、パーパスと採用難易度に相関関係があることが明らかに。

▼エンゲージメントとモチベーションの相関

今の仕事に対するエンゲージメントに「高い」と「低い」と回答した人について、モチベーションが高い状態の人の割合を元に比較すると、「エンゲージメントは高い」と回答した人たちは94%なのに対して、「エンゲージメントは低い」と回答した人たちはわずか2%という結果に。

また68%の企業が自社の従業員のエンゲージメントを高いと感じていると回答。
一方でエンゲージメント向上に向けた具体的な取り組みをしている企業は48%にとどまった。
「課題を感じるが取り組んでいない(43%)」、「検討したことはない(9%)」とエンゲージメント向上に向けた取り組みをしていない企業は52%と半数にのぼった。

エンゲージメント向上に取り組む主な理由は「やりがいを感じ、主体的に働くメンバーを増やしたい」が第一位に。
エンゲージメント向上に取り組んでいる企業にその理由について聞いたところ、81%が「やりがいを感じ、主体的に働くメンバーを増やしたい」と回答している。



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