肩こりにマッサージは治らない!?

こんにちは、ネット治療院です。

肩こりを感じた・感じている方が多いと思います。
肩こりを感じて皆さんはどう対処しますか?

①湿布を張る②マッサージする③早く寝る④温める

これらの事をしてきませんでしたか?

今回はその中でも「マッサージ」について書いていこうと思います!

肩こりがあり、マッサージをしてきた・している・しに行く
人に参考になればと思います。


①肩こりにマッサージは良くない?
②肩こりに強くマッサージするとどうなるのか。
③肩こりにマッサージをすると、何故良くなったと思うのか。
④マッサージをするほど肩こりになる?


①肩こりにマッサージは良くない?

肩こりをお持ちの方は、ビックリしたのではないでしょうか?
肩こりや首こりが起こると、凝っているところを押したくなりますよね。

ですが、実際に肩こり・首こりになっているところ押してもらったり
マッサージしてもらい、翌日・2日後・3日後と肩こりが改善されていましたか?

「はい」

と答えた方は、少ないのではないでしょうか。
整体や整骨院や治療院に行き、肩こりの場所を揉んでもらったり
マッサージしてもらった日はいいんだけれど、
すぐ戻るんだよね。

という声がものすごく多いです。
そしてまた、マッサージしてもらいに行く繰り返しになるのです。

実際に私も、整骨院で働いていた時、患者さんからこんな声を聴くことが多かったです。
「以前通っていた所は通い続けてるけど良くならない」
「押されて気持ちいいけど、いつまで続くのかな」
とおっしゃる方が多かったです。

肩こりに凝っている部分だけのマッサージは
・気持ち良くてリラックスできる
・血流がよくなりポカポカする
・代謝が上がる

という効果はあると思います。
しかし、これは肩こりを根本から治すものではありません。

ただ、気持ちよさやリラックス効果で行っている方は
それでいいと思います。
ですが、それは永遠に続く可能性が高いです。嫌ですよね。

肩こりのマッサージは
肩こりを治す・改善させるとは全く別物と考える必要があります。

何故なら、肩こりが起こっているコリの部分は
単なる結果でしかありません。
結果だけ潰そうとしても、また繰り返されます。

肩こりなどのコリは他の筋肉に原因がある場合がほとんどです!
マッサージ=治るという考えは危険だと思います。


②肩こりに強くマッサージするとどうなるのか。

肩こりのコリを強くマッサージするとどうなるのでしょうか。

肩こりは負のスパイラルを繰り返しやすくなります。


「肩こりのこり」の部分には筋肉の疲労がたまっています。
それは、どういうことかというと
・血流が悪くなっています。
・筋肉の過緊張が起きています。
・筋肉の損傷があることもあります。

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肩こりのこの部分を強くマッサージをすると、
・筋肉が損傷を起こす
・筋肉が刺激に慣れもっと筋肉を硬くする
・痛いという感覚は交感神経を優位にします

肩こりによりもともと損傷していた筋肉を
損傷させることになります。

もともと硬さのあった筋肉をより硬くしてしまうのです。
筋組織は、強いマッサージにより、筋組織が壊されます。
その後、修復していくのですが
修復の過程で線維化という反応が起きより硬い筋肉にしてしまうのです。


皆さん、肩こりがあると強くマッサージしてもらっていませんか?

一時は気持ちよくて、治った気になりますが、実際は肩こりの部分で
こんなことが起きているのです。

なので、マッサージをやめれなくなるのです。

本当に治したい方は、強いマッサージをするのはおススメできません。


③肩こりにマッサージをすると、何故良くなったと思うのか。

マッサージや整骨院や整体に通っている方は、
「マッサージされたけど、その時は楽になったよ!」
とおっしゃる方がいるかもしれません。

ですが、その裏には、こんなことが起こっているのです。

1、疲労物質・発痛物質が流されているから
2、「痛気持ち良い」は脳内麻薬のせい


1、疲労物質・発痛物質が流されるから

肩こりを強くマッサージをされると組織が壊れます。
それを修復しようと血流量が増大します。

いわゆる「炎症」が起きているのです。

血流量が増大したので、疲労物質・発痛物質が流されることにより、
一時的に「痛み」・「だるさ」がとれたように感じます。


2、「痛気持ち良い」は脳内麻薬のせい

肩こりに強いマッサージをすると、
組織が壊れ、痛み信号が脳に伝えられます。

痛み信号が強いと、脳は情報を処理することが難しくなり
脳は、βーエンドルフィンなどの脳内麻薬を放出します。

そうすることで、痛みを感じさせなくするのです。

肩こりの凝っているところを強くマッサージして
「いた気持ち良い」・「楽になった」・「すっきりした」と感じるのは
脳内麻薬によるものなのです。

この、脳内麻薬があることにより、
「癖」になるのです!

人間の脳は快楽を求めます。

その脳内麻薬が出る瞬間を求めようとするのです!
だから、マッサージの強さも「もっと強く・もっと強くと」
最初に通った頃より強くなっていくのです。

現に、整骨院・整体・治療院で肩こりのところをマッサージされても
治っていませんよね。

ご自身でも気づきずらい部分でもありますので、
気を付けてくださいね!


4、マッサージするほど肩こりになる?

先ほど話した、脳内麻薬のせいもありますが、
肩こりをマッサージすると、肩こりの部分でもいろいろな変化を起こしています。

それが、肩こりがマッサージをされると更に肩こりになる原因となるのです。


では、何故肩こりにマッサージをすると返ってまた肩こりを引き起こしてしまうのでしょうか。

①肩こりにマッサージをすることで、筋肉の線維が壊れてしまうので、修復します

②修復する際、血流がよくなるので、発痛物質・疲労物質が流され、肩こりが改善されたように思える。

③筋肉はマッサージ(刺激)に対して壊されないように筋肉の線維を硬くします。

④硬くなった筋肉は肩こりを感じる

⑤またマッサージをしてもらう。


という繰り返しになりやすいのです。
人間の体はうまくできていて、筋トレなどもそうですが。

筋トレのように、負荷をかけるとそれに対応できるように筋肉をつけていきます。
すると、今まで重たかったものが持てるようになります。
筋肉がついていきますよね。

肩こりでも同じ状況ができます。
肩こりにマッサージをすることで、その強さに耐えられるようにします。
それは、筋肉を硬くすることになるのです。

肩こりにマッサージが絶対にダメということではありません。
強さも大事ですが、
肩こりだけをマッサージしても良くならないということです。

肩こりコリは結果です。結果をいくら変えようとしても、
原因が変わらなければ、治りません。

原因が知りたい方は、前の記事を見ていただくとわかります!

ぜひ見てみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ネット治療院でした。

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