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双極性障害(躁うつ)とは??どんな病気ってな話。(体験談あり)

noteで話。系の記事を書くのは何か月ぶりでしょうか??

お久しぶりです、ネトです。

実はネトは双極性障害(躁うつ)を発症してます。初診は20歳の時その時はうつ病と誤診でしたが23歳の時、双極性障害を発症しました。

その後5年の歳月を経て躁うつが悪化して最悪な結果になりました。

お金、友人、家族の信頼、仕事、コミュニティー全て失いました。

今回はそんな双極性障害(躁うつ)ってどんな病気でどんなことを起こすのか、当事者の目線で語っていきたいと思います。


1.双極性障害とは


双極性障害とは聞いたこと無い人もいると思うので簡単に説明します。

簡単に言うと自分や周りだけでは気分の上がり下がりがコントロールできなくなる脳の病気とされています。

ん?? 気分の上がり下がりなんて誰でもあるし、甘えなんじゃ??

いや、それが、とても自分や周りだけでは制御できないぐらい上がったりさがったりするんです。

気分が絶好調の時の躁、気分が沈むときの鬱、これを交互に繰り返します。

一般的に双極性障害では気分が良い時の方が危険とされています。

そんな… 気分が良い時なんていいに決まってるじゃん、なんなら羨ましい、そんなあなた間違ってます、躁は本当に危険です。

本や他の人の体験談を聞くと、お金を散財する、上司に喧嘩腰になる、いきなりアイデアがとまらなくなる、寝なくても平気、過活動になる、性的逸脱に走る、などが始まります。

そんなん個人の努力でなんとかなるんじゃないの??

なりません。

躁の時はボクの体験談ですが、自分は神の生まれ変わりだと思ってしまうことが多々あります、その他、世界を救うのは自分しかいないなど。

妄言誇大妄想が多々あります、あきらかに異質なんです!!

そしていつもは行かないキャバクラやコンカフェに行ったり、洋服屋で爆買い、クレジットを切りまくる、とにかくお金を使いまくっても歯止めが利かなくなります。

上司や職場のメンバーに高圧的になり暴言をふるうことすらありえます。

ボクも躁の時に職場の上司に散々暴言を振りまきました。結果自己退社に追い込まれました。

なんせ神の生まれ変わりのような存在であるので人の言うことを聞きません、ボクも友達が
「お前!!躁だよ!!」
と助言しても
「イヤ、今遊園地にいるだけだ!!遊園地に入ればみんな機嫌がいいだろ??」
と反発していました。

友人や家族にも暴言をふるって、孤立していきます。

対する鬱の症状ですが、

これは一般的鬱とにてるのですが、双極性障害の鬱は、躁の時にやってしまったこと、やらかしてしまった失敗を振り返って、死にたくなります。

あの時なんであんなに散財したんだろ?? 家族にひどいこと言った。 友達にひどいこといった、警察沙汰になった等。

とにかく自責の念に縛られます。 

そのため自殺傾向が高いとされています、躁の時のエネルギッシュが強いほど鬱が長いとされていて、ボクが最近までまともなnoteを書けなかった一番の理由です。 鬱で頭が体が動きません。 鬱で半年以上寝込みました。
一生終わらないと思われる鬱でなんども自殺を考えました。

2.計り知れない代償

躁で活動しまくると計り知れない代償が待ってます。

社会的に死にます。 会社にいて自分は神だ!! といいながら仕事をする人を雇ってくれますか?? アイデアばかり浮かぶと言って、上司に暴言をはいたり、部下を振り回すので人がついて行きますか??

大抵の場合、あの人これが本当の性格だったんだって思われて終わりです。


クレジットカードを切りまくって、自己破産、躁あるあるです。

警察沙汰、家族や友人に暴言や暴力、自ら警察に通報することもざらです。

そんな人間は社会的に死にます。

双極性障害は社会的地位を完全に失う可能性がある恐ろしい病気です!!

しかも鬱の時は落ち着いたと思わせて自殺するので、家族はいたたまれぬ死に唖然とします。

躁も鬱も両方があがったり下がったり、本当にいやな病気です。


3.治るの??


残念ながら治りません。

現在の医療では双極性障害を完治させることはできません。

寛解ならします、寛解とは、病気だけど、日常生活になにも影響がない状態。この状態なら多くの患者さんが健常者と同じぐらい生活できると言います。

寛解はするから双極性障害は治療しやすいとよく言われます

ボクは寛解どうあれ、躁の時のやらかしで社会的に死ぬのでその代償があるため、一度でも躁になって社会に迷惑をかけた人は一生それを引きずるし、その時まで積み上げたもの全てを失うので、時間も労力も失われます。

取りかえしがつかないことだってあります、決して軽い病気ではありません。

4.筆者がやらかしたこと


はい筆者は双極性障害で躁になって二回やらかしてます。

一度目の躁では、これは少し親との距離感の問題ですが、親を殺そうとしました。(普段ならもめるだけで殺そうとはしない)

親がいつも宗教?? というかスピリチュアルのようなとこで全て決めてるので(進路等)

いい加減にしろと、初診で鬱になったさい、休ませてくれないで、すぐに仕事イケイケだったので、毎日のストレスがたまりまくりで

親を殺そうとしました。

とは言っても、全力で妹と兄が止めるので、警察を呼んで、収集、即通院している病院に行くことで入院になりました。

その後躁も収まり、2年かけて社会復帰したもつかの間5年後に2度目の躁発症、

原因としては、仕事の過度な残業、過酷な冷凍庫の仕事、家庭のストレス、友人間のトラブルのため不眠症になり、双極性障害が悪化、躁が爆発

自分が神の生まれ変わり、ラプラスの魔を理解したと思うほど狂人になっていした。

その後自分がツイッターで第三次世界大戦が止めなければAIが核戦争、ジャッジメントデイを起こすだろうと確信して、ツイッターに5万の広告費をだし掲載。

自分が暗殺者に狙われると思って、友達のツイッターを勘違いでブロック、意味不明なツイートを呟いたり、へんなメッセージを送ったりして、自分が神を超えた存在オメガになったと思ったり、それはもう大変でした。

その後県知事になるために静岡県を買おうとしたり、作戦と称して、県庁に乗り込んで知事と対決しようとしました。

友達に勝ちます という宣言のメッセージを送ったのは黒歴史。

そんなかんやで、当然のように散財もしました、わけのわからないものかったり、普段行かないバー等いったり。

自分が誰かに見られてるという恐怖、殺される恐怖から、警察に保護を最終的に求めました。

保護を求めたら、こいつ頭おかしいんじゃないかと思われ、すぐに簡易隔離室??に閉じ込められました、その後精神保健師さんと隔離上で面談、緊急でいつも通院してる病院に受診しました。

その後、即入院が必要としたものも

俺は入院に同意してないんだああああああああああ と大声を叫んで暴れて看護師さんに強制的に運ばれました。


その後中々主治医に会えなく、主治医が殺されてるのではないかと妄想に走り、病棟から脱走しようとして食事を運んできた看護師さんを引き払い脱走しようとします。

看護師さん複数に取り押さえられ、主治医が慌ててきます。

主治医「どうしたの!!?? ネトさん!!」

ネト「先生!! 先生が死んだかと思って、殺されたかと思って」

主治医「いいですか、ネトさん、私は死んでないですし、誰も死んでないですよ…次は4日後に来ますからおとなしくしててくださいね」

ネト「はい、先生!!」

みたいなコントに近いような何かも披露しました。

あとそういえばツイッターの広告収入で2億7千万はいってたという妄想もあり、大変でした。

妄想状態でかなりの数のスパムメールがきたので頭がおかしくなってクリックしてしまいました。

あと口座情報も送ってしましました。


そして退院したボクに居場所などありませんでした、

家族には散々ひどいことをいい、仕事も首になり、お金も全て使い、友人は気持ち悪いツイッターをみてしまい、挙句にわけのわからないブロックを喰らい、

お金、家族の信頼、友人、仕事、社会的地位 すべて 失いました。


これからまた一からやり直すと思うと悲しくて悲しくて落ち込んでばっかりです。

5.まとめ

なんでこの記事書いたか、自分への反省と、こういう人も世の中いるんだよって伝えたかったです。

躁の時の失敗談ってみんな書かないんですよね、というか書けないぐらいひどいことしてます、ボクだって書いたのはほんのちょっとで自分にもっと非があるようなこと沢山あります、恥ずかしくて書けないです。

もしこれをみて、あれ?? 私躁っぽいかもとか思ったら即病院へ

あと近くの友人や家族が躁ぽかったらすぐに病院に連れてってください。

最後にこの双極性障害の理解が社会に広まることを願ってます。

#創作大賞2023 #エッセイ部門

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