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観葉植物、ようこそわが家へ

 土曜日の22時過ぎ。一日が終わって、卒論の執筆は足踏み状態。なかなかうまく行かないけれど、ひとまず区切りの良いところでやめにして、ふ~っと息をついてメイクを落とさずそのまま寝てしまいたい衝動に駆られています。しかし肌荒れは絶対防ぎたいので、なんとかこのnoteを書いて、風呂に入って、床に就きます。頑張るぞ。

 今日は変な一日だったのだけど、特に印象的だった朝のひとときについて書こうと思います。観葉植物と初めて朝を共にするところから始まりました。

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 7時に目覚めて、布団のあるロフトから降りてアラームを止める。どうしても二度寝したかったから、また階段をのぼって布団の中に入る。すると、柴田聡子さんに憧れて、「朝目覚めてすぐ挨拶するんだ!」と思った機能の私が寝床のすぐ横に置いた観葉植物が、かわいらしく佇んでいる…。う、寝たい…。しかし、日当たりの悪くて寒くなりがちな我が家、日の出から数時間が唯一の貴重な日照時間なのです。布団の中でまるくなりながらも、「さすがに初日に全然太陽の光が浴びられないのは気の毒すぎる」と、申し訳なさをひしひし感じだす。心なしか、観葉植物も、ひしひし、鳴いているような気もする。…そして、なんとか身体を奮い立たせて、植物を鉢ごとベランダに出すことができた。

 ロフトを2回上り下りしたことで、すっかり体も目覚めたようで、朝から掃除洗濯、飛ばしがちな朝食まで食べた。おまけの柿も。九州で取れた丸くて、中に茶色の斑点がある。やっぱりこの柿が一番好きだ。
 その間、ベランダの観葉植物に太陽が当たっている様子をぼーっと眺めたりした。我が家は今の季節、7時20分ごろに、東の山からの日の出が見えるのだなあ。ベランダの中でも、室外機の上におくと一番光が当たりやすいみたい。だいたい9時半くらいに日が当たらなくなるけど、部屋の中より外の方が何度か温かい気がする。洗濯物がよりやすいほどいつも風が強いけど、この子は土の重さがあるから倒れることはなさそう。曲がって伸びる幹から、小さい芽がでているから、こっち側が日に当たるように置いてみよう。それにしても、見れば見るほどに、かわいい。

 観葉植物が1本我が家に来たことで、今まで気にしてこなかったいろんなことに関心が向くようになる。この植物は自分で自由に動けないし、話すこともできないから、この子の健全な生育は私の観察眼にかかっているんだ、という責任感が湧いてきた。動物や子どもを育てる時も、この感情と似た気持ちになるんだろうか。捕らぬ狸の皮算用的な想像だけれど、でもこの気持ちは忘れたくないなあ、と思う。

 観葉植物は朝から外に置いたままにして、帰宅後部屋の中に入れた。ウクレレの練習に付き合ってもらったりもした。よく見ると、朝はなかった芽がでてる…かも?毎日の変化に気付けるよう、観察は怠るべからず、と唱える。今日もロフトの上で一緒に寝るつもり。これからもたまに、観葉植物との生活について書いていこう。なんてったって、私は今観葉植物のかわいさにくびったけなのだ。生きた植物を家に迎えることの魅力を伝えまくっていく気満々。どうぞお付き合いいただけますと幸いです。

 あれ、そういえば、植物って肌のゴールデンタイムとかあるのかな。私のめちゃくちゃな生活リズムで、光が当たる時間とかが悪影響になったりしないかしら。観察眼を鍛えるだけじゃなく、植物に関する知識も身に着ける必要がありそう。これからこの木が私の朝の習慣をどう変えていくのか、なんとなくワクワクするんだった。


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