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開かずの踏切で「開かなくてもいい」と思わせてくれるもの

「開かずの踏切」で有名な新宿駅近の小田急線踏切。
ここで待つのが、私にとっては苦にならない季節がやって来ました。
この花が咲いたからです。

泰山木たいさんぼく
香りがいい! 甘い匂いです。

沈丁花のそれには春先ならではの凛とした気品がありますが、泰山木は夏の季語。トロピカルなとろみを感じます。

甘い吐息が見えるよう。
新宿駅近小田急線踏切のそばで咲いています。
この花に癒やしてもらっていたら、遮断器がなかなか上がらなくても気になりません。

すでに色褪せている花も。咲き急がなくてもいいのに。

ここの泰山木、じつは去年の秋、返り花で私を驚かせてくれたのでした。

香りをまとってはいなかった秋の泰山木。今、本来の季節に大きく開き、エッセンスをにこやかに振りまいています。
新宿の初夏のおすすめスポット。
「今年の秋も返り咲くのかな?」と、私は2か月後も楽しみにしています。

ところで、今夜は満月。泰山木の花のような月を見たいですね。
6月の満月はストロベリー・ムーンだそうですが、私はタイサンボク・ムーンと呼びたいです。

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