見出し画像

夭折の作家を悼む月夜雨

十三に足らぬ月照る一葉忌 昼の短き冬の一生

コンビニへ行こうと外に出ると、雲から月が顔を出しました。今日、十一月二十三日は樋口一葉の忌日。明治時代の作家。二十四年の生涯でした。六十年に及ぶ自分の人生の意義を考えてしまいます。

半円より少しふくらんだ十日の月を眺めながら歩いていたら、にわか雨。月を見せたまま、ザアッときました。若い頃に繰り返し読んだ『十三夜』を思い出しました。

この記事が参加している募集

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?