夜間飛行
羽田空港を20時ぐらいに離陸すると、都内の人工的な光が送り出してくれているようで、好きだった。
田舎に帰り、やることがない。見つけれていないだけだが、都内の生活とは一変した。
それが今の病状に影響したかは分からないが、全く影響していないとは断言できない。
田舎での生活は車が必須である。
ただ車の中は、もう一つの自分の部屋みたいで嫌いではない。
むしり好きかもしれない。
愛車に乗って一人行く宛もなくドライブをするのがストレスの発散だった。
その愛車は故障した。
自分と同じように調子が悪くなった。
車屋はよくしてくれた。代車は本来ないはずだが、特別に貸してくれた。
ただ自分の車じゃないから、他人の部屋にいる感じがする。
ドライブをしてもストレス発散にはならない。
空を飛んでドライブをしてみたい。ドライブというかフライトか。
どっちでもいい。
無謀な希望が生まれてくると、やがて鬱になるのだろう。
あいにく、空を飛びたいぐらいだから、めちゃくちゃ躁状態なんだと思う。
少し落ち着いて生きていきたい。
画像はAIに作らせた。
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