第76話・道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。
アイデアが、無限に湧き出てくる。
毎日毎日noteを書くネタや、Kindle本を制作するネタが、なぜそこまであるのだろうか。
そんなことを、聞かれることもたまにある。
そこでいつも答えることを、今日はnoteに記していこう。
道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。
noteのタイトル通り、私はいつも日常から拾ったものをヒントにして、制作物に転化している。
自分の頭で捻り出したテーマはほぼ皆無で、日常で起きたことに対して「これをテーマにして書いてみたいな」と、その瞬間に閃いたことをすぐに実行しているだけだ。
例えば昨日も、こんな言葉を拾ってスマホにメモを取った。
【5分を積み重ねるライティング講座】道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。Part1
それは、たまたまの出来事だった。
電車を降りて、仕事現場まで移動する最中のこと。
人混みの中で聞こえてくる、荒々しい声。
電話しながら、その相手と口論になっているようだ。
そのやりとりを一部始終聞いていた訳ではない。
だが、次の瞬間に放たれた言葉が、私の耳に残った。
「たった5分で、何が変わるんだよ!」
鮮明にその言葉を捉えた瞬間に、私はスマホにメモを取る。
「たった5分で、何が変わるんだよ!」
そのままの言葉を、記録した。
それがこのnoteでも今日活用されているのだが、歩きながらこのキーワードをメモした後に、私はこの言葉を考察する。
「これは、使えそうだな。たった5分で何ができるか、それを実際にやって形にしてみるか。自分事に5分を置き換えると、やはり文章だろう。5分で文章を書く。5分の積み重ねを実践する。そうだ、実際に5分を積み重ねてKindle本を作ってみても面白いかもな。」
こうして、道端で拾ったアイデアを自分なりに考察し、使えるものとして連想ゲームを繰り返していきながら。
その日中に、ファーストステップを踏むようにしている。
【1日の中でどこに5分があるのか】道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。Part2
たまたま拾った言葉を起点に、昨日の中で5分を生み出すスケジュールを確認した。すると、仕事休憩の10分間があることが分かる。
「では、この中の5分を使って執筆しよう。」
こうして仮タイトル『5分を積み重ねるライティング講座』をテーマにして、1日の中で生み出せる隙間の5分を、このKindle本を制作する時間に当てることにした。
他にも探すと、いくつもある。
電車の移動中、待ち合わせの待ち時間、寝る前の5分、起きてからの5分などなど。意識し始めていくと、1日の中で5分を差し込める機会は、意外と多いものだ。
そして、その5分を作るために、逆に他の「なんとなく使っていた無駄な時間が」効果的に削られていくことにも気づく。
「たった5分で、何が変わるんだよ!」
そう声を荒げて叫んでくれた、あの男性に感謝したい。たった5分に、無限の可能性があることに気づけたのだから。
【たった5分で、どれだけの文章が書けるのか。】道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。Part3
そして、実際に最初の5分で書いてみた文章が、以下となる。
以上が、5分で書いてみた冒頭をイメージした文章だ。
感情が乗ったその瞬間にインスピレーションのままに文章を描くことで勢いがつき、文字数にして486文字を5分で書くことができたようだ。
これを30日続ければ、1冊のKindle本が書ける計算になる。
我ながら5分を甘くみていたが、これは凄いことだ。
「道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。」まとめ
今日は何気ないエピソードから、アイデアや企画創造についての話題に触れていったが、普段勝手に耳に入ってくる言葉の中にも、企画の種は隠れている。
ハッとした言葉、良いなと思った言葉、なんだか心に残った言葉などなど。
毎日の中に埋もれている、それらの言葉たちを拾ってしっかりと記録してあげることで、それが未来の価値に変わる可能性があるのだ。
神社の御神木もまた、最初は小さな種から始まっている。その小さな種を見て、未来の御神木をイメージする人はほぼいないだろう。
しかし、作家や文章を生業にする人間は、ここを大事にしていきたいものである。誰もが見過ごす、誰もが見落とす、誰もが取るに足らないと思って捨ててしまっているものにこそ、想像力を働かせて価値に変えていく。
小さな種を育てられる、拾ったものをより大きな価値に変えていける、わらしべ長者のような存在が、作家だと私は思っている。
そして今日もまた、道端に落ちている雑談を拾い、私はKindle本を形にする。
20億PV
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