見出し画像

サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクト#4 ~成功要因探索ワークショップ~

こんにちは、NEXCHAINです。

過去3回にわたる連載でご紹介しているサーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクトでの活動について、今回は、世の中の先行事例から成功要因を学ぶ「成功要因探索ワークショップ」を実施しました。

本プロジェクトの概要はこちら:

少し本題から逸れますが、ワークショップ当日は、都心でも積雪のあった日ということもあり、参加者の皆さんの安全を考慮し、急遽オンライン開催に変更しました。
オンラインホワイトボードツールのmiroを用いてワークを行いましたが、参加者の皆さんのご協力もあり、まるでその場で議論をしているような感覚を味わえるほど、盛り上がりました。

この記事では、上記ワークショップでの実施内容について、ご紹介します。
サーキュラーエコノミーについて知見を深めたい方、新規事業創成に携わる方など、少しでもご興味を持っていただけた方は、是非読んでみてください。

今回のワークショップの目的は、本プロジェクトで進めているサーキュラーエコノミーに関する新規事業創成に向け、世の中の先行事例から成功の秘訣を学び、今後、思考実験を行う題材(対象製品)を選定することです。

ワークショップ講師資料より抜粋

アイスブレイクでmiroの使い方をマスターしたら、いよいよワークショップ本題に入ります。


先行事例から成功要因を学ぶ

参加者の皆さんには、国や製品が異なる4企業・組織でのサーキュラーエコノミーに関する取り組みの中から、自分が興味のある事例について、ワークショップ前の事前課題として、調査していただきました。
ワークショップでは、調査対象の企業・組織ごとのグループに分かれ、各自の調査結果から得られる気づきや学びを共有しました。同じ企業や組織の中でも、事例が異なると学べる要素も様々です。それらの情報から、各取り組みの特徴や、ビジネスとして成功している要因について議論しました。

議論のアウトプット(洗い出した成功要因)

その後、各グループでの検討結果を全体で共有し、全事例を通して重要だと考えられる成功要因を検討しました。環境面だけでなく、経済面でもサーキュラーエコノミーを成立させている要因は何か?という観点で深掘りしました。
その取り組みを行う企業のポジション、対象製品の特徴、パートナー、利用者、ビジネスモデルなど、様々な観点で分析することができました。

ターゲットを選定する

続いて、これまで探索してきた成功要因を基に、参加者それぞれの観点で「検討したい」という積極的な想いを持てるターゲットを選定します。議論の結果、全18個のターゲットを洗い出すことができ、その中から投票を行い、以下4つに絞り込みました。(今後の検討次第で変更する可能性あり)

議論のアウトプット(選定したターゲット)

この4ターゲット毎にチーム分けを行い、今後は、各製品における資源循環状況やエコシステムにおける各プレーヤー目線での課題について、現状分析を行います。

新規事業検討は一足飛びに進むものではありませんので、検討の過程でビジネスチャンスが見出せることもあれば、そうでない場合もあります。仮に、今回選んだ4つのターゲットでは思うように検討が進まない場合でも、今回のワークショップで実施した成功要因の分析から再挑戦し、ビジネスチャンスを見つけ出していくという過程が重要です。

最後に

今回は、これまでの本プロジェクトでの取り組みに対し、参加者の皆さんからいただいたご意見を踏まえ、以下の点を重視した進め方を再設計しました。

  • 全参加企業が、本取り組みにおけるゴールに対して共通認識を持つ

  • 根拠のあるターゲット選定を行う

  • 現参加企業以外のステークホルダも巻き込んだビジネスアイデア具体化を行う

今回のワークショップを終えて、参加者の皆さんから様々な感想をいただきましたので、かいつまんでご紹介します。

NEXCHAINにとってもチャレンジングな取り組みですが、参加者の皆さんの前向きなコメントに大いに励まされますね。

本プロジェクトでの活動内容はもちろん、NEXCHAINにご興味のある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?