見出し画像

好きなものとどう付き合っていくのか、という生き方の選択


私は今、大学3年生だ。
大学の先輩たちはみなリクルートスーツに身を包み、「つらい」という言葉をこぼしながら毎日就職活動をしている。来年は私もああなるのだろうな、漠然とそう思っていて、得体の知れない恐怖を感じている。

私はずっと、好きなことを仕事にできたら幸せだろうなと思って生きてきた。
それがどうしてなのか説明するのは難しいが、そういう大人は輝いていてかっこいいと思ったのが理由だろう。


例えば、私はバンドが好きだ。本気で音楽が好きで、好きなことで生きていくために必死で頑張っている人たちの姿を見てきた。
音楽を仕事にすることは決して容易ではないし、仕事をしながら音楽をすることもまた、大きな困難がつきまとうものだ。それでも音楽を続けるのは、音楽が本当に「好き」だからだろう。

言ってしまえば、感情論なのかもしれない。エゴ、という言い方もできるのかもしれない。
でも、それだけ何かを好きと言えることは素晴らしいことだと私は思う。そういった情熱こそが何かを生み出すエネルギーになるのではないかと感じている。


だからと言って、私が好きなことで生きていく決断が今すぐにできるかと言われたら、少し自信がない。考えるべきことは他にもたくさんある。
福利厚生はしっかりしているか。結婚・出産できる環境であるか。給料はいいか。安定した業界であるか…


ある人が言っていた。
「仕事なんてつまらないものだよ。でも生きていくために必要だからやるしかないんでしょ。」と。私は返す言葉がなかった。

もしかしたらその言葉は一部の人たちにとっての真実のような何かを言い得ているのかもしれない。でも、私はまだ夢を見ていたいと思った。

好きなことに関わっているときの「幸せ」と、それを貫けた自分に対しての「感謝」を、未来の私は抱けているだろうか。それとも、他の道を選んでも満足しているのだろうか。

どうなるかなんてやってみないと分からない。それでも、身がよじれるほど悩んで、悩んで、泣きそうになったりする。自分の人生なのだから、たくさんある選択肢なのだから、納得して選びたい。

それが理想論だとしても、そう願う。


#就活 #就職 #就職活動 #コラム #日記 #仕事 #仕事観 #好きなことを仕事にする #好きなこと #人生観 #人生 #ライフスタイル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?