ゆきねえ

今だからできる新しい2人の形がある。 機能不全家族で育った人形時代から結婚、出産を経て…

ゆきねえ

今だからできる新しい2人の形がある。 機能不全家族で育った人形時代から結婚、出産を経て母になり、初めて気づく息苦しさ。 うつ病を患って精神科に通った事で、旦那がASD(自閉スペクトラム)だと知る。 そこから心理学に目覚め、リカバリングカウンセラー歴10年の公認心理師。

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  • うちの旦那はリモートワーク

    母親との共依存、機能不全家族の中で問題を抱えながらも結婚し、安心できる本当の場所を作るため、新しい家族の形を模索していくストーリーです。自身のうつ病を切っ掛けに夫の発達障害であることも解り、心理学の道に進んでいく事になりました。毎日更新しています。よろしくお願いします。

最近の記事

60代の今だからこそできる新しい夫婦のかたち③

カサンドラって言われたけれど、自覚ゼロ あれから夫はしばらく倒れていた。 私は小さい時から、自我を無くしていた人形生活だったので 自己犠牲が当たり前だから今ごろ自分の人生を歩いている気がする。 60代の今、私が私自身を知りたいと心から思ったのだ。 2024年という年は、自分の内面を磨いていこうと決心している。 2023年の1年間は私にとって激動の年だった。 振り返ってみたら、環境を変えた事で次々と起こる変化 前半は今までずっと妥協していた自分に気づき弾けた。 後半はその

    • 60代の今だからこそできる新しい夫婦のかたち②

      最近よくドラマで、いい感じに登場するASD(自閉症スペクトラム症) の主人公がいる。 うちの夫も多分、生まれた時からずっとASDだったのだ。 時代もあって、気づいたのは50代になってから。 実は、本人はずっと自分に違和感があったと話す。 よくよく聞いてみると、高校生の時に親しい友達がいなくなったと 言っている。 理由は全く分からず、気づかない振りをして何となくやり過ごして いたらしい。 結婚して付き合っているときは、そう言えば2人の世界だった。 私は仲のいい友達と付き合わな

      • 君が疑問を持っている事はなんだい?

        私は、現任者講習会を受けて公認心理師試験を受け合格し、リカバリングカウンセラーとして働いています。本来なら臨床心理士になり大学院を卒業し博士号を取得して初めて、この心理の雄一の国家試験に臨みます。なのでこの世界では肩身が狭く、その葛藤に潰されそうになりながら師匠の斎藤学師と対談させて頂いた時の会話です。 対談内容 私の様なリカバリーカウンセラーが公認心理師の資格を取っても臨床心理士さんの中では認められていない事を最近感じています。 どういう活動をしたら良いか、ご指導願えな

        • ピカピカの一年生

          娘は早く兄ちゃんに追いつきたくて、小学校一年生になる事を楽しみにしていた。やっと一年生になったら兄ちゃんは中学生になっていて、「せっかく同じ学校に行けると思ったのにぃ~!!」とガッカリしていた。 娘が玄関に座り靴を履いていると、ランドセルが大きくて後ろにひっくり返るほど小さいのにその頃には何と、「いじめが起きていた!」 娘が靴を履いていない!! 家に帰ってきた娘は靴ではなく上履きを履いている。 私は、それを見てビックリ!! 「どうしたの?」と聞いても、娘は困った顔で「靴がな

        60代の今だからこそできる新しい夫婦のかたち③

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        • うちの旦那はリモートワーク
          20本

        記事

          60歳の今だからこそできる新しい夫婦のかたち①

          2023年は私にとって忘れられない一年になりました。 たった一年間なのに大きく変化をしたからです。 これから、その話をしていきますね。 夫がアスペルガー症候群(ASD)だと知るまでは 私達の夫婦関係はずっとすれ違いでした。 話し合い、模索してきましたが そもそも、話し合っても平行線だったのです。 もう離婚しかないと決断したのが今年の始まり。 そこから同じようなパートナー問題に悩んでいる人がいる ことを知り私でも役に立てると思える機会がありました。 パートナーシップの相談

          60歳の今だからこそできる新しい夫婦のかたち①

          子育て真っ最中のママ達へ

          人間を育てる事、それが子育てです。簡単ではないのです!! 女性はみんな母性本能があって子育てなんて当たり前!! なーんて、いったい誰が決めたんだ。 私は2人の子供を育て、その子たちは自分のしたい事を見つけ、今では人生を楽しんで自立しています。 これは良かったのではないかと思います。 35年もの月日を経ても、まだ確信は持てませんが、 それほどの事なんだと思うのです。 子育て真っ最中のママ達へ 子どもは無条件の愛情をあなたに持っています。安心してください。 料理が下手で

          子育て真っ最中のママ達へ

          自立していく子供たちへ

          私は36歳になる兄ちゃんと、30歳の妹の2人を育てました。 バブルが弾けて長く景気が低迷している中で、うちの兄ちゃんと妹は育っています。それでも逞しく好きな事を見つけ、その道で職を得て2人とも自立していきました。そして2人とも結婚し共働きをしながら幸せに暮らしています。その姿を見て「私にも何か貢献できる事ないかな?」と考え、小さい子供を抱えて悩んでいるパパとママに送るメッセージを書こうと思います。 うちの旦那はサラリーマン 「サラリーマン」この言葉は10年もしたら無くなって

          自立していく子供たちへ

          旦那です

          はじめまして、テレワーク中の旦那です。「ブログの途中で書く人が変わるなんておかしいだろう。」と言ったのですが。妻に押し切られました。しばらく書かせてください。 テレワークしています。通勤していた時に比べて家事をする時間が増えました。家事は大変だと感じる毎日です。テレワークにならなければ気が付かなかった事だったと思います。やってみて感じるのは、家事は大体の事は男でもできるんだということ(家事は女性の仕事はうそ)と、褒めてもらわないと続けるのが大変だということです。家事には終わ

          私という生き物

          「note」 noteに出会って、ちょうど ひと月が経ちました。 「スキ」 自己肯定感が低い私にとって「自分のままでいいよ」 と言ってもらえた気がした。 スキしてくれた人の「note」を読んで共感し 正直なままでいられる大切な空間なんだと思う。 「書く」 文字にするのは「私」の声をきき、見つめなおすため。 過去に囚われず、未来の自分へメッセージを送るため。 慌てずゆっくり届けていきたいと思えたこと。 「ありがとう」 こんな私にも「note」という居場所があって、 読んで

          私という生き物

          発達障害って何?

          発達とは? 「産まれてから死に至るまでの質的な変化の事」らしい。 人間は赤ちゃんとして生まれ時間をかけて大人になってゆく。 人間の発達は「遺伝」と「経験」の相互作用で進んでゆくらしい。 だから心身の成熟や経験に基ずく学習によって、ずっと変化を続けることが出来るのだ! ちなみに成長とは? 成長は量的な変化らしい。 例えば、身長や体重とか。 発達障害って? 大きく分けると3つある。 ①自閉スペクトラム症(広汎性発達障害)ASD コミュニケーションの障害で、想像力がちょっと少な

          発達障害って何?

          夫婦の相性抜群だ!

          うちの旦那はしたくない事をする前に、まず休憩を取る。 褒美を先にもらうタイプなのだ。それから、サーやるぞ!って感じ。 今でこそ家事全般をこなしてくれる旦那だが、スタートは苦難の連続だった。何か頼んでも「後でやるから」と言われ、そのうち忘れてしまう。私は「なんて自己中な奴なんだ」と思っていた。 旦那は発達障害 どんなに私が忙しくても、旦那は自分のペースを崩さない。 自分が決めた順番通りじゃないとダメなのだ、理由は旦那にもわからない。だから急な予定変更は大の苦手である。 「だい

          夫婦の相性抜群だ!

          私から見える景色

          過去の私は何をやっても駄目だと自分を否定し続けていた。だから周りの人に出来る限り合わせていたのだ。それは拒絶される事への過剰な不安から自分自身を守っていたのかもしれない。子供の頃の環境で、いつの間にか身についてしまった悪い癖。それはそれで楽だけど、だんだん自分がなくなって空っぽになってしまう。 今では、ハッと気が付いて「我慢しているよ~」と教えてくれる自分も育ってきた「まぁ、いいんじゃないの」と許せる自分もいたんだな~。 自分の中を知るほどに、見える景色が変わってきた。

          私から見える景色

          やりたい事しかしたくない

          思い起こせば3年前「やりたいこと以外はしたくない」 と旦那に言ってみた。よくわからなかったと思うが 「もちろん協力するよ」と言ってくれた。 前の年、娘が夏に結婚を決めた。息子が冬に結婚を決めた。 その事は大きな事だったが、以前から少しずつ私の中の変化は起こり、自分の為に人生を生きたい!と思うようになっていった。 今まで私は、誰かのために生きてきた。子供の頃は両親の為、そして結婚してからは家族の為、子供が出来て仕事は正社員からパートに切り替えた。「俺が主で働いた方が合理的だか

          やりたい事しかしたくない

          夫婦の会話

          心理学を学ぶ動機は旦那だった旦那は不思議な生き物で「言葉とは要件を伝えるものだ」と言う。 どうりで会話が続かないはずだ。 私「言葉は相手とのコニュニケーション方法なんじゃないの?」 旦那「言葉は本当の事しか言っちゃいけないんだ」 あれ~正反対じゃん。みたいな感じ。話していると想像できない考え方が次々と出てくるのだ。私はそんな旦那の心理に興味を持ってしまった。 発達障害と共依存は意外と相性がいいうちの旦那が凄いのは切り抜ける方法を考え、実践していたところだった。だから、いつも

          夫婦の会話

          うちの旦那はリモートワーク 最終回

          その後、実家で話し合いをしたけれど時すでに遅く、実家は売買契約済みでマンション工事も始動していた。私だけが知らずにいて責められたという間抜けな話。父は妹の前では私をかばってくれなかったのだ。なんてこった!! 私と母の共依存や家族皆が過干渉気味という変な家族の中で、親離れしないまま育った私と母、その狭い人間関係の中でいつもトラブルが起こっていたが、妹の登場で両親は引越しをする事になり、あっけなく幕を下ろした。と言うお話。本当は真剣に介護の事を考えて色々手配していたので心残りだ

          うちの旦那はリモートワーク 最終回

          うちの旦那はリモートワーク19

          お彼岸には両親の大好物な大福を買って実家へ行く事が恒例になっている。いつものように実家へ行くと、父が珍しく相談があるというのだ。「いいよ、なに?」と聞いてみたら「ここを売って妹の家に引っ越す事になっているんだが、その事を考えると不安になって夜眠れない」と言うのだ。「え~っ!!聞いてないよ~ぉ!」85歳になって住み慣れた場所を離れるって?!正気の沙汰ではないだろう!「お父さんは行きたいの?」と思わず聞いてしまった私に「行きたいわけないだろう!話が進んじゃって今更取返しつかないん

          うちの旦那はリモートワーク19