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側にいたいと離れたいは常に一緒|day176 【育児日記】


朝起きると肩が痛い。デスクワークでずっと同じ姿勢でいたときとはまた違う、寝違いと凝りが合わさったような痛み。
息子を寝かしつけるとき腕枕をしたまま寝落ちする日が続いていたからだと思う。痛みが強かったの夕方に整体を予約した。その間は夫が息子をみてくれることになったんだけど、その話の中で休日の時間の使い方で少し揉めた。
夫は休日の日中にランニング(トータルで2時間ほど)に行きたがる。土日どちらも。短い時間だと分かっているが少し不満がある。それに私は自由な時間を息子を寝かしつけた後にとっているので、夫にも息子が寝ている朝か夜を活用してほしいとお願いした。
たった2時間だけど、平日はずっとワンオペなので休日は少しの時間でも一緒に育児がしたい。ひとりとふたりは全然違うし、丸1日一緒に育児をしたのと2時間ワンオペ時間があったのでも全然違う。
それがどうもうまく伝わらず、24時間のうちのたった2時間と主張する夫と、その2時間が惜しい私。
私のなかで2時間って絶妙で、これが1時間なら即答はできずとも否定もしなかった気がする。
話し合いの結果、各々の時間は基本的には息子が寝ている朝か夜。となった。

19時頃、整体が終わった。
最寄り駅で夫と息子と待ち合わせ。夫が駅ビルの理容室に行くのでその間息子と近場をぶらぶらする予定だった。が、再会した瞬間に息子への愛しさが爆発し、本屋に入ったのにずっと息子を歩きながら見ていた。
離れてた時間はほんの数時間なのに、会えず放てなかった愛しさを一気に注ぐ。かわいくて愛しすぎる。
過去にしていた遠距離恋愛でも久々に会うときは似た感覚があったけど、息子には蓄積される愛しさが桁違いにつくり続けられているので少し離れるだけでも寂しい。
だけど休日にワンオペ時間が2時間発生するのは不満があるなんて、なんて扱いづらいヤツなんだ。

育児って、側にいたい!と、少し離れたい!が同時に存在している。それが液体のように混ざってるから今はどっちの気持ち?と聞かれても、はっきり答えられない。
リフレッシュも兼ねて行く整体も、羽を伸ばした気持ちで向かう電車のなかで息子の写真をみていた。

そしてこれを書いている今、
横のベビーモニター越しに夜中に目が覚めてしまった息子と寝かしつけに苦戦している夫をみている。息子は夜は私じゃないと眠りにつくのが長いので、夫の寝かしつけはこのままだと苦戦するだろう。

私は寝かしつけを終えた後の自分ひとりの自由な時間。
いちにちのなかで唯一自由に過ごせる時間だから、この日記を書き終えたら
お菓子を準備してYoutubeでもみるぞ!という気持ちと、呼ばれているみたいだし寝室に会いに行こうかな…?という気持ちが入り混じっている。

育児って難しい。
とりあえず日記を書き終えたし、とりあえず寝室に行こう。呼ばれているみたいだし。

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