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2023年注目を集めたJVCのツイートを振り返る

みなさんこんにちは!広報インターンの阿見美乃です。JVCは、X(旧:Twitter)日々活動の内容や活動現場での現状などを伝えています。JVCは2010年1月からX(旧:Twitter)で発信を続け、ありがたいことに現在では1.6万人のもの方々にフォローいただいています。

今回は2023年JVCのどんなツイートが注目を集めたのか備忘録的意味も込め、記録しておこうと思いました。Xのアナリティクスだと直近28日間でしか分からないのでコマンドを打って調べていきます。

コマンドを打って調べてみる

2023年の時系列ごとに振り返っていきます。やはり今年注目を集めたのはJVCの活動地の一つであるパレスチナ・ガザ関連の話題でした。

JVCは現在でもパレスチナ・エルサレムに事務所があり、現地の最新情報を発信しています。JVCパレスチナ事業は、2022年で事業開始から30年を迎え、2023年10月7日以前は女性のエンパワメントや子どもの栄養失調予防と改善支援(ガザ地区)を中心に実施してきました。2023年10月7日以降、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区で続く衝突のなか緊急支援も実施しています。


📍10/22のツイート 物資トラックがガザに入る

このツイートに対する現在

現在UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)がパレスチナ難民支援の中核を担っておりテントを含む避難所(100万以上の人々を抱える)、食料・水・燃料・衛生用品・医薬品・マットレスやブランケットなどの配布、ゴミ処理など、人々が生き延びるのに必要な支援を実施しています。

しかしUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のガザ地区の職員が、イスラム組織ハマス等によるイスラエルへの攻撃に関与した疑いが出たことで、日本を含めUNRWAへの資金拠出の停止を表明する国が相次いでおり、一般市民への物資の提供が困難な状況が続いています。


📍10/25のツイート ガザ地区の現状

続き→

このツイートに対する現在

このツイート時点では支援を届ける方法を模索していましたが、JVCは、「医療活動の支援(実施中)」と「被災世帯への現金給付(実施予定)」の支援を行うことしています。

ガザ地区内では、戦闘状態の中でもわずかな野菜、果物、肉などに加え、多少の小麦粉などが流通しています。  現金給付は各世帯の構成や置かれている状況によってる異なるニーズに応えることが可能だという考えのもと決定しました。


📍10/29のツイート 通信手段断たれる


このツイートに対する現在

この後、ハマスとイスラエルが日本時間の2023年11月24日午後2時から戦闘休止期間に入りましたが、わずか7日間の休戦にとどまりました。

2024/1/24には避難先であるガザ南部の国連が運営する避難所が攻撃を受けました。パレスチナ保健省によると1月29日時点で、ガザ地区では2.6万人が死亡し(うち子ども1万人、女性7千人)、6.5万人が負傷、8千人以上が行方不明となっています。


📍12/25・12/31のツイート 著名人からのメッセージ

12/25に年内に停戦を訴えるNGO共同記者会見@日本プレスセンタービルを実施した際、ありがたいことにこれに賛同していただいた著名人の方からメッセージの公開が相次ぎました。

12/25の記者会見の様子


このツイートに対する現在

年内の停戦は実限せず、10月7日から122日目(2/6日時点)となりました。


2023年のX(旧:Twitter)で注目を集めたJVCのツイートを振り返りました。長年JVCが活動を続けてきたパレスチナでの根深い問題が恐れていた形で話題になった1年でした。インターン生として広報を続ける中でガザの最新情報や現状を知る機会が多数ありますが、心苦しくなることばかりです。一個人にできることはあまりにも少ないですが、「風化させない」「支援の輪を広げるような」発信を今後も心がけていきたいと感じました。

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↑の記事はJVCパレスチナ事業のインターン生が記述したパレスチナの歴史の理解がすすむ記事です。インターン生になったばかりころとても勉強になったのを覚えています。パレスチナを知るための「3つのキーワード」「難民」、「占領」、「封鎖」に焦点を当て、パレスチナの歴史を紐解いていく良記事です。ぜひご覧ください。

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