DEAR

認定NPO法人開発教育協会(DEAR)のnoteです。DEARは公正な地球社会の実現を目指して開発教育をすすめるNGO。ESD、SDGs、南北問題、環境、平和、人権、参加型学習、ワークショップ、ファシリテーションなどがキーワードです。 http://www.dear.or.jp/

これからの開発教育の展開を考える 金谷敏郎(1983年)

DEAR設立時のメンバーのおひとりの金谷敏郎さん(国立教育研究所
アジア地域教育協力室室長・当時)が、去る4月に逝去されました。「Development Education」という英語を「開発教育」と翻訳された経緯や思い、立ち上がったばかりの「開発教育協議会(DEAR前身)」に寄せる期待などが、機関誌『開発教育』創刊号(1983年5月)に寄稿されています。

36年前の当時、金谷さんが示してくださ

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水俣のメッセージを"普通の人々"へー実川悠太さん(水俣フォーラム)

不知火(しらぬい)海の水俣病は、1968年にチッソ水俣工場の排水が原因と認められ、患者への補償・救済も不完全ながら進められた。教科書には「四大公害裁判」の1つとして掲載され、解決済の「過去の出来事」と思う人もいるだろう。

しかし、現在も多数の未認定患者が存在し、症状の悪化、根強い差別など、問題は解決していない。「水俣展」*1の開催などにより、「近代」や「人間」を問い直す機会を提供してきた「水俣フ

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被害と加害の両方を知ることで戦争の全体像を感じてもらいたいー山本宗補さん(フォトジャーナリスト)

『戦後はまだ…刻まれた加害と被害の記憶』(彩流社、2013年)は、戦争体験者70人の「加害」と「被害」の証言をまとめた大判の写真集だ。「被害と加害の両方を知ることで戦争の全体像を感じてもらいたい」と言うフォトジャーナリスト、山本宗補(やまもと・むねすけ)さんにお話をうかがった。

DEAR News171号(2015年4月/540円)の「ひと」コーナー掲載記事です。DEAR会員には掲載誌を1部無料

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オルタナティブな経済と開発教育

早稲田大学名誉教授の西川潤先生が、去る10月2日に逝去されました。開発経済学の泰斗でありながらも、NGO活動にも積極的に参加され、市民の立場から発言を続けられてこられました。また、開発教育協会(DEAR)の会員としても、30年以上にわたり参加・支援していただきました。

2010年8月の「第28回開発教育全国研究集会」では、「オルタナティブな経済と開発教育」をテーマに講演をしていただきました。西川

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日本における多文化共生社会の構想ー「ちがい」と「同じ」という2つの視点 鈴木 江理子(国士舘大学)

国会で、出入国管理法改正の検討がされています。国会でも、メディア上でも「移民」「外国人労働者」「研修生制度」「人手不足」など、様々な言葉や考えが錯綜しています。開発教育協会(DEAR)では、昨年、機関誌『開発教育』64号(Dec. 2017)で、特集「多文化共生社会の未来と開発教育」としてこれらの問題を取り上げましたが、その中から、鈴木江理子さんによる寄稿を公開します。

身近に「外国人」が増えて

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「受け入れてあげる」ではなく「共に生きる」ーWELgee代表・渡部清花さん

「難しい民」と書いて「難民」。この字面から、少し重いイメージを抱く人が多いだろう。そんな「難民」問題に対して、新たなアプローチで活動する若者たちがいる。WELgee(ウェルジー)は、コアメンバーが全員20代で構成され、日本にいる難民申請者の社会参画とエンパワーメントを目指す団体だ。今回は、代表の渡部清花(わたなべ・さやか)さんに、活動の原点と想いをうかがった。

DEAR News189号(Oct

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