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認定NPO法人開発教育協会(DEAR)のnoteです。DEARは公正な地球社会の実現を…

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認定NPO法人開発教育協会(DEAR)のnoteです。DEARは公正な地球社会の実現を目指して開発教育をすすめるNGO。ESD、SDGs、南北問題、環境、平和、人権、参加型学習、ワークショップ、ファシリテーションなどがキーワードです。 http://www.dear.or.jp/

最近の記事

市民が平和を創り出す ヨハン・ガルトゥング氏インタビュー(2004年)

2004年3月28日(日)、DEARは『平和を築く学習キャンペーン第2弾』の特別企画として、平和学の第一人者ヨハン・ガルトゥング氏を招いて、紛争の平和的解決方法を具体的に考えるための「トランセンド・ワークショップ」を開催した。80名を超える参加者は11のグループに分かれて、ガルトゥング氏の投げかける事例に基づいて紛争の転換方法を考えた(※1)。 ワークショップ終了後、ガルトゥング氏にトランセンドの役割、そして紛争の転換におけるNGOの役割について話を伺った。 トランセンドと

    • 植民地化された人々への共感と連帯-タッチャナ・ツァゲールニックさん(在日本ベラルーシ人の会)

      2022年2月に開始されたロシアによるウクライナへの侵攻。ロシア・ウクライナ両国と国境を接するベラルーシは「ロシアの同盟国」と報道されることもしばしばだ。ベラルーシ出身のタッチャナ・ツァゲールニックさんは「政府と市民は同じではありません。ベラルーシ市民の多くはウクライナ侵攻に反対しています」と言う。札幌市に暮らし、アイヌ民族のアイデンティティを研究するタッチャナさんにお話をうかがった。 アイデンティティの発見旧ソ連時代にベラルーシの地方都市に生まれたタッチャナさんは、子ども

      • 第1期DEARカレッジ講義録:ジェンダー& SDGs学習のつくりかた

        SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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        • 第1期DEARカレッジ講義録:平和& SDGs学習のつくりかた

          SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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        市民が平和を創り出す ヨハン・ガルトゥング氏インタビュー(2004年)

        • 植民地化された人々への共感と連帯-タッチャナ・ツァゲールニックさん(在日本ベラルーシ人の会)

        • 第1期DEARカレッジ講義録:ジェンダー& SDGs学習のつくり…

        • 第1期DEARカレッジ講義録:平和& SDGs学習のつ…

          第1期DEARカレッジ講義録:多文化共生& SDGs学習のつくりかた

          SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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          第1期DEARカレッジ講義録:多文化共生& SDGs学習のつくり…

          第1期DEARカレッジ講義録:貧困・格差& SDGs学習のつくりかた

          SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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          第1期DEARカレッジ講義録:貧困・格差& SDGs学習のつくり…

          第1期DEARカレッジ講義録:気候変動とエネルギー& SDGs学習のつくりかた

          SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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          第1期DEARカレッジ講義録:公正・共生・循環(総論)& SDGs学習のつくりかた

          SDGsには、一つひとつのゴールに様々な意味やプロセスがあります。それらのゴールや項目をじっくり学ぶことももちろん重要ですが、課題を構造的に学び、理解を深めることが、「持続可能な開発」を推進することにつながります。 DEARカレッジでは、SDGsが目指す公正・共生とは具体的にどのようなことかを考え、一人ひとりが社会づくりに参加するための学習に貢献したいと考え、各テーマについて学んできました。 ここでは、各テーマのDEARカレッジの講義録をご案内しています。SDGsをどうや

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          軍事力に頼らない平和構築の可能性-「琉球弧」で進む軍事化を考える-池尾靖志(立命館大学非常勤講師)

          今年は沖縄の施政権が日本に返還されて50年ですが、中国との国交正常化を果たしてから50年でもあります。安倍晋三元首相の銃撃事件が起きた2日後には参議院選挙が行われ、自民党が単独過半数を占めるとともに、憲法改正に前向きな勢力が改憲発議の条件となる3分の2の議席を維持しました。 そのことに対して、中国からは早速、「日本の改憲問題は国際社会とアジアの隣国から高い関心を集めている。日本側が歴史の教訓を真にくみ取り、平和発展の道を堅持し、国際社会の信頼を得ることを望む」(中国外務省汪

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          40周年記念フォーラム&交流会 開催レポート!

          はじめに 40年という歳月皆さんは40年という歳月をどのように感じるでしょうか。 そもそもこのレポートに目を通してくれている方の中には40年も生きてなどおらず、その時間の長さを体感すらできていない方もいることでしょう。 そう思うと、1982年12月9日、開発教育協議会(現開発教育協会)が立ち上がったことは、もはや「歴史」であると刻まれていいのかもしれません。決してそれは大仰な物言いではなく、ホテルニュージャパンの火災があった翌日には日航機羽田沖墜落事故が起こり、そして東北・

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          「変革のレシピ」を広げる-佐竹敦子さん(映画『マイクロプラスチック・ストーリー』監督)

          「2050年には海にあるプラスチックの重さが魚ぜんぶの重さを超える」-プラスチック汚染問題に、ニューヨークの小学5年生が立ち上がり、かれらの視点で原因が何か問い、解決に向かって自分たちの学校から地域へとアクションを広げていく。その2年間を追った長編ドキュメンタリー『マイクロプラスチック・ストーリー~ぼくらが作る2050年』の共同監督である佐竹敦子さんにお話しを伺った。 きっかけは息子の忘れ物 ある日、アレルギーを持っている息子さんがお弁当を忘れたために小学校に届けに行った

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          地域で広げ・つなげる開発教育 実践者に聞くリレートーク[第1回]レポート

          リレートークの第1回目は「プレ企画」として6月8日(水)に岩﨑裕保さん(関西NGO協議会・元DEAR代表理事)を「話し手」に、七宝可奈子さん(DEAR会員)を「聞き手」に開催しました。 佐藤友紀(DEAR副代表理事)が進行役となり、「開発教育の芽吹き、アジアボランティアセンター、開発教育研究会、 核、先住民族、ニュージーランド、関西における開発教育の展開」をキーワードに対談形式で進め、全国・海外より約30名が参加しました。 岩﨑さんのお話し まずは動画(1:12)にて、

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          自分の行動が未来を生きる人々の勇気にー元山仁士郎さん(「辺野古」県民投票の会元代表)

          沖縄県名護市の辺野古では、政府による米軍基地建設が進んでいる。基地建設への民意を明確にすべく「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」を実現させた元山仁士郎さんにお話を伺った。 東京に来て気づいた基地問題 元山さんは、米軍海兵隊普天間基地がある宜野湾市に生まれ育った。「米軍基地は当たり前の存在でした。少女暴行事件や教科書沖縄戦記述問題などへの抗議行動はありましたが、何も変わりませんでした。子どもの頃、頭上のヘリコプターに『うるさい』と叫んだこともありましたが

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          受け継がれてきた職人の仕事を追って 大西暢夫さん(映画監督・写真家)

          本誌199号(2020年10月)で紹介した本『ホハレ峠―ダムに沈んだ徳山村 百年の軌跡』が、今年5月に第36回農業ジャーナリスト賞を受賞した。「ホハレ峠」とは、ダムに沈んだ岐阜県揖斐(いび)郡徳山村の門入(かどにゅう)集落の人々がかつて街に出るために歩いて越えた峠の名だ。最後まで門入集落で暮らした廣瀬ゆきえさん(以下、ゆきえさん)の人生を丁寧にたどり、失われた人々の営みと歴史をつづった著者の大西暢夫さんにお話をうかがった。 日常を切り取った写真に心惹かれて 写真家、そして

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          教育から大人を取り残さない ー第7回ユネスコ国際成人教育会議に向けて

          近藤牧子(早稲田大学等非常勤講師・DEAR副代表理事) 来年2022年、モロッコで第7回「ユネスコ国際成人教育会議」が開催されるにあたり、DEAR News204号(2021年10月/定価500円)の特集記事を公開します。 12年に一度のユネスコ国際成人教育会議 来年2022年に、ユネスコ国際成人教育会議、通称「CONFINTEA:コンフィンティア」(以下、成人教育会議)の第7回会議がモロッコにて開催される。この成人教育会議は、決して知名度のある会議とは言えないが、第二

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          東京五輪は日本の持続可能な木材調達にレガシーを残せるのか(坂本有希 地球・人間環境フォーラム)

          東京五輪が開催されている今、DEAR News196号(2020年4月/定価500円)の特集記事を公開します。五輪をめぐる持続可能性の側面にも、ぜひご注目ください。※記事中の情報は掲載当時のものです。 坂本有希(さかもと・ゆき):1992年から一般財団法人地球・人間環境フォーラム研究員、2017年より同フォーラム専務理事。2002年に国際環境NGO・Foe Japanとともに「フェアウッド・キャンペーン」(現在はフェアウッド・パートナーズに改称)を立ち上げ、日本の木材市場を

          東京五輪は日本の持続可能な木材調達にレガシーを残せるのか(坂本有希 地球・人間環境フォーラム)