見出し画像

日本のくだもの、ドイツのくだもの

最近ネットスーパーに頼りきりでしたが、ついにスーパーに行ってきました!


日本のお菓子、濃い緑茶、柔らかいパン、種類豊富な魚介類、大豆製品、薄切りお肉…!

ドイツではどれも貴重なものでした。

大量の日本食を前にして、本気で「宝の山だーーー!!」と思いました。


しかし、そのなかで大変なことに気づきました。

それがこれです。


くだものが高すぎて驚いたという話です。

日本のくだものは高価ですね!

季節やその年の採れ具合にもよるでしょうが、それでも高いと感じました。

スナック(学校で午前中に食べる軽食)やお弁当に入れるために、りんごやオレンジやぶどうなどを常に買い置きしていたのですが、日本で同じことをしたら大変な金額になりそうです。。



日本のスーパーに並んでいるくだものたちは、キレイに形が整っていて美しいですし、どこに出しても恥ずかしくない子たちばかり。

多くの時間と手間をかけて育てられているんだろうな、と感じました。


一方ドイツでは、陳列されているくだものはほぼ量り売りで、形も均一ではありません。中には熟しすぎているものや傷んでいるものも。。

それでもくだものの種類は豊富ですし日本ほど高くはなかったです(小ぶりのりんご5~6個で250円くらい)

そうそう、柿や琵琶、梨もありました。(記事の下方参照)


日本のくだものからは「丁寧(につくられた)」、ドイツのくだものからは「ありのまま」という印象を受けました。

日本のくだものはそのまま食べて楽しむことが多いと思いますが、ドイツだとジャムやジュース、料理に使うことも多い気がします。

だからこそ日本は見た目や味の均一さにこだわる必要があるのかな、と思いました。



これって日本人とドイツ人の考え方にも似ているな…と思いました。


例えば美容。

日本では夏は日焼けしないように日傘をさしてサングラス、帽子、長そで…という人をよく見かけます。それに普段からお化粧している人も多いですよね。流行にも敏感でファッションもおしゃれだと感じます。

一方ドイツでは、夏は「太陽の光を全吸収するぞ」と言わんばかりに、公園やベランダで水着で寝転ぶ人を大勢見かけました。買い物や公園で周りの人を見てもお化粧していない人が多かったです(若い人はお化粧率高めですが)。ファッションについては、人それぞれで、流行というよりも一人ひとりが好きな服を着ているという印象を受けました。


人付き合いも同様で…

ちょっと前の日本では「みんな一緒に」とか「〇〇さんも行くなら私も」というような会話が多かったように感じます。

今は個人を大事にする流れになっていますが、ちょっと前までは個人よりも集団の方が大事にされていたように思います。

もちろん周りに気を配ったり、周りと足並みそろえることも必要ですし日本のいいところでもあると感じます。


一方ドイツでは友達と会話するとき「あなたはどう思う?」「あなたはどうする?」と個人の意見や行動を尊重するような会話が多かったです。

それに、だれがどこで何しようとあまり気にしない印象でした。

旅に行っても友達用にお土産を買うこともほぼないです(写真を見せ合うくらい)。

どの子がどんな習い事をしようと「じゃあうちも一緒に」ということはなく、「〇〇ちゃんは運動(orアート/勉強)が得意なのね」と言うくらいです。

ドライなお付き合いですがお互いに気を遣わなくていいのは楽でした。



話を戻します。

丁寧に作られたであろう日本のくだものたち、スーパーでは品切れになるほど売れるのでしょうか。。

ネットでくだものを探すと「訳アリ」とか「不揃い」という言葉が目に留まります。

それほど需要があるのだと思います。

味は変わらないけど見た目が悪いとか大きさが違う等の理由でスーパーに並べられないくだものたち。

わたしはドイツ生活を経て、見た目が不揃いなくだものでも全然気にしなくなりました。

ドイツでは見た目がそろっているほうが珍しいからです。

味が同じであればどちらでもかまいません。

それより大事なのは味や新鮮さかと思います。

「不揃い」「訳アリ」が人気なのも、わたし以外にもそういった考えの人が多いからだと思います。


最近、ご近所さんの家で採れた野菜をいただいたのですが、新鮮な野菜は形がどうであろうとおいしかったです。

それと同じでくだものも、味がおいしくて新鮮であれば形にはこだわらなくなりました。


スーパーではキレイなくだものが沢山並べられていますが、もし値段が理由で何日も売れ残り新鮮さを失っていくのであれば、本当にもったいないことだと思います。

生産者さんが手塩にかけて育てたくだものを余すところなく消費できればみんなハッピーなのに…と思わずにはいられません。。


以上、私個人の感想でした。

おしまい。


おまけ①柿はKAKI

ちなみに洋ナシじゃない丸い梨は『NASHI Birne』と書いてあります。
Birneは梨(洋ナシ)の意味なので、『梨梨』と書いてあるということですね笑


おまけ②ざくろ

Bioはオーガニックのことです。オーガニックの食べ物も豊富でした。


おまけ③びわ

期待以上のおいしさでした!


おまけ④ベリー系が豊富

ベリー

ジャムにしたりお菓子にしたりするみたいです。プチプチしたのはフサスグリ(レッドカーラント/赤スグリ)、ぶどうみたいなのがグーズベリー(セイヨウスグリ)。どちらもかわいいですが酸味が強めでした。


おまけ⑤ミラベル

画像2

セイヨウスモモ。小さいプラムです。種がありますが皮ごと食べられます。甘くておいしいのですが、夏の終わりの短い期間しか出回らないようです。ちょうど今時期スーパーで見つけることができるかもしれません!


ではまた明日お会いしましょう。

(17/31)←1か月毎日投稿目指し中


読んでいただきありがとうございます。 ハートをポチっとしていただけると励みになります♡