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大学4年 電車6

帰りの電車の出来事である。
19時ぐらいの電車に乗って一番前の席が空いていたのでそこに座って30分ぐらい経った時です。電車がホームに止まって乗ってきた人がいたのですが、何やら言っているのです。明らかに酔っ払っていて何かごちゃごちゃ言ってるのです。私が願うのはどうか私の席に来ないでくださいでした。
夜も遅かったので座るところは結構あり大丈夫だと思ったのですがなぜか声がだんだん近づいてくるではありませんか、そして結果私の後ろの席に座ったのです。
うわぁ絡まれるかもと思って席を立って違う車両に移ろうかなと思ったのです。なぜなら目の間に車両を繋いでいるドアがあるからです。でももし立った瞬間に絡まれたらと結局動けず自分の降りる場所まで我慢する事にしました。
その間後ろで何か言ってるし、立ったり座ったりよく動くのです。その時心臓がバクバクしてこっちにきたらどうしようと心配していたのですが、なんとか乗り越え降りるところまで来たのですが、ドアまでの動線にいるのです。なのでとにかくパッといこうと立って降りようと決めて動いたのですが、その人がどんな顔しているのかも気になったのでチラッと見たのですが、千と千尋のオクサレ様みたいな顔した陽気なおじいさんが顔真っ赤かにして座っていました。
なんとか無事に帰ることができ安心した大学4年の頃の話。

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