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およげ!たいやきくん

まいにちまいにち
ぼくらはてっぱんの
うえでやかれて
いやになっちゃうよ
あるあさぼくは
みせのおじさんと
けんかして
うみに にげこんだのさ
はじめておよいだ
うみのそこ
とっても
きもちがいいもんだ
おなかの
あんこがおもいけど
うみはひろいぜ
こころがはずむ
ももいるサンゴがてをふって
ぼくのおよぎを
ながめていたよ
まいにち まいにち
たのしいことばかり
なんぱせんが
ぼくのすみかさ
ときどきサメにいじめられるけど
そんなときゃそうさにげるのさ
いちにち およげばはらぺこさ
めだまもくるくる
まわっちゃう
たまにはエビでも
くわなけりゃ
しおみずばかりじゃ
ふやけてしまう
いわばの かげから くいつけば
それはちいさな
つりばりだった
どんなにどんなにもがいても
ハリがのどから とれないよ
はまべでみしらぬおじさんが
ぼくをつりあげびっくりしてた
やっぱりぼくはたいやきさ
すこしこげある たいやきさ
おじさんつばをのみこんで
ぼくをうまそうにたべたのさ

およげ!たいやきくん(オリジナル・カラオケ/ボーナス・トラック)
子門真人の曲
より

およげ!たいやきくん
たいやきが
あまりにも可哀想で
食べられなくなった事
あったなぁ…と思い出した

たいやきくん
せっかく自由になれたのに
捕まって食べられる
という悲劇な歌

たいやきは
顔からじゃなく
尻尾から食べるとか

かわいいラテアート
もそう
顔が崩れるのが
可哀想だからかき混ぜず
恥から飲むとか

可愛いのが好きなくせに
いざ食べるとか
飲むとかになると
いきなりそれを崩すことが
悪になる

アンパンマンは、どうだろう
しゃべっているアンパンマンが
お腹が空いたら
僕を食べたらイイよ
自分の顔を差し出して来る

いやいや
食べられませんから


夜空に浮かぶ欠けた月たち
窪 美澄 (著)

きれいな形でなくてもいい。
きっと誰かが照らしてくれる。

東京の片隅、
小さな二階建ての一軒家。
庭に季節のハーブが
植えられているここは、
精神科医の夫・旬と
カウンセラーの妻
・さおりが営む
「椎木(しいのき)
メンタルクリニック」。
キラキラした
同級生に馴染めず
学校に行けなくなってしまった
女子大生、
忘れっぽくて
約束や締め切りを守れず
苦しむサラリーマン、
いつも重たい恋愛しかできない
女性会社員、
不妊治療を経て授かった娘を
かわいいと思えない母親……。
夫妻はさまざまな
悩みを持つ患者に
そっと寄り添い、支えていく。
だが、夫妻にもある悲しい
過去があって……。

夜空に浮かぶ欠けた月たち
窪 美澄 (著)

「心がつらくなったときって、
この状態が
いつ終わるんだろうって
思ってしまうかもしれないけれど、
人生ってずっと暗いままじゃない。
かすかに光の射す状態は
必ずやってくる。
そこまでちょっと
がんばってみませんか、
ということを言いたいですね」

■窪 美澄(くぼ・みすみ)

BookBangより

疲れちゃった…
と思った時
これ読んだら、少し
楽になれるかも


………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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