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2023年日本語教育能力検定試験を20時間の勉強で合格したという技(まぐれとシェフの気まぐれ90%+10%の何か)

銀杏並木がいわゆる金色に輝くという東京大学駒場キャンパスへ行ったのはあれは10月のごろだったろうか。
日本語教師になり方は、1.大学での学部、2.420時間の認定講座、3.そしてこの日本語教育能力検定試験の3通りである(2024年12月現在、過去、未来)。

犯行の動機
日本で住む外国人がより快適に日本での異国ライフを楽しんでほしいという思い

これまで10年以上英語で研究してきた教育技法を日本語教育に応用したいという純然たるマッドサイエンティスト的思考

実は、5、6年前からの漠然たる夢だったんですよね。。踏み出せずに躊躇していたら、何もせずこんなに時間が過ぎてしまっていた。

準備行為
2022年の夏、気づいた時には応募期間を徒過していた。


2023年の夏、予備試験入試とロー入試の合間を縫って願書を提出。
2023年10月1日、早稲田ロー試験終了
2023年10月5日過去問がamazonから届く
過去問を答えと見合わせればなんとかなるだろ〜的発想で学習開始。
全部適当に飛ばし飛ばしやる。なんでしたらリスニングとかお風呂で聞くだけという適当なる勉強をする。(7時間)

2023年10月11日 
解説がないってことがこんなに切なさとなんとかと心強さと、を感じるとは。そして、解説がついてる問題集を買う。
どとく、開く、、、おお〜解説とはかように温かみのあるものか。2月の寒波からのコタツである。(13時間突っ込む)

2023年10月21日
試験前日に多摩川の花火を同僚の方々といく。チケットを買って教習場のコースで花火を見るというやつ。ビール、おにぎり、焼うどんからのウィスキーという楽しさ。そこで問題集を話題にちょっと話す。同僚の方が、言語学の専門家すぎて、普通に盛り上がる。

実行行為
試下北沢で乗り換え、からの逆方向へ一駅。そして駒場大学前という駅で下車。東京大学のキャンパスは、絵を描きにきている人もいて、和やかな雰囲気。教室を探す。一回通り過ぎて、スタッフに聞いて戻る。もうみんなとっくに会場に入っていて、説明的なのも終わっているっぽくて申し訳ない感じ。
試験官の方がわざわざ席まで来てくださって、注意事項をダメな子にいう感じで教えてくださる。からの衝撃の置き時計禁止というお言葉。腕時計でないとダメだそうです。
予備試験、ローを一緒にやってきた100均の透明のアナログ置き時計よ。君は歴戦の友。強敵と書いてともと読む。モト冬木よ。

で、試験はI、II、Ⅲと三部作になっている。
I、マックスのスピードで解いたら、なんか時間余った感じ
お昼、ここがグルメタイム。梅干し、オリーブといういつもの組み合わせを食べつ、銀杏並木のキャンパスを散歩しながら、聴解のあの顎だの舌だのの表を最後まで読む
II、聴解は、もう普通に集中すれば解けるが、一瞬でも気を抜くと置いていかれます。若干置いてかれました。が、一問グッバイすればペースは取り戻せるのだよ、諸君。
Ⅲ、歴史系の話はサクッと天命に任せつつ、頭使う教案的なやつに時間資源を突っ込む。最後の作文は、「問題文」を落ち着いて、よく読めば圧勝できる。が、例によって、私が問題文落ち着いてよく読むはずもなく、書き終えた段階で要素を一つ無視していることに気づく。(気付いただけでもえらい、、、フフ褒めてもらおうか)
→ここからは、壁画の修復作業類似の作業である。消しゴムで消しては、文字数の帳尻を合わせてゆく。楽しい工作、ワクワク様である。ワクワク殿である。ワクワク堂である。

結果
12月26日に郵便受けにワイルドにはみ出した郵便物を発見するに至る。

因果関係
1.冬のような過去問演習
(1)全体的な問題の配置
(2)その場で頭を使えば解ける良問が大半である
という2点を確認することができた。
2.こたつ問題集
(1)過去問題演習のおかげで、頭使うやつは完全に無視できた
(2)発音や発音、聴解や聴解や聴解など、絞り込んで理解することに徹した
聴解が合格への鍵と見切り、そのほっこり温かい解説で暖をとったのが奏功。

まとめ

頭を使う良問が多い良い試験だと思いました。

今後
英語を10年以上教えてきましたし、今までも外国人の人に日本語を教えるということをやってきました。
速習で取得したとはいえ、正式な日本語教師としての資格を持てたことが心の底から嬉しいです。
今後、日本語へのより深い理解、そして教授法の研究を進め、日本語教師として一人一人出会う外国人の生徒さんにとって有益な授業を提供できるよう研鑽したいです。

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