野菜料理
稲垣えみこさんに提供したのが最初で,これ自分だったら嬉しいなと思い定番に。
届いた野菜を,これはすぐ調理,長期保存と仕分け,生の食材にとっての時間の経過がポジティブになるように整理します。
これ,ゲームにして遊ぶととても楽しいと思ってて。構想もあるのでどなたか行動してほしい笑
生の食材に感じるプレッシャー,これ使い切れるかな。美味しくできるかな。
も,もっと変えていきたいですね。
右上から時計回りに。
人参の子和え。青森の郷土料理と思ってましたが提供していると北海道から山形くらいまで,母親が作ってくれたと聞きます。地域によって海藻を入れたり,味噌で味つけたり。正当だと言われているレシピの他に,亜流であり,versionが多いのが郷土料理,家庭料理の楽しさですね。
僕は皮ごとシリシリにしてます。楽だし食感もちょうど良い。沖縄の道具を使って青森の料理を作るのもなんか楽しい。
白菜甘酢。辣白菜の用量で山椒で香り付けしてます。この時期白菜は沢山届くので中期保存もきくし,良い料理です。
杓子菜と葱のおひたし。
たまに茶色だけになる野菜盛り。それでも良いのですが,やはり緑があると気持ちも上がります。当然美味しくも感じます。届いた野菜に緑があると嬉しい!
隼人芋の天麩羅。
カロテンが多くてオレンジ色なことから人参芋と。低音で数時間蒸してから天麩羅にすることで天麩羅自体の時間短縮になります。
浦里。数年来の定番です。江戸料理。
遊郭で食べられていたということで山名屋浦里の名前をそのまま。
うちは鬼おろしでかなり粗めにたたき,塩で水分を抜いてから薬味と合わせてます。
ポテサラ。茹でたじゃが芋がまだ熱いうちに半熟卵をソースのようにして,塩と酢で味付けします。上には純胡椒。
キャベツのマリネ。アンチョビの代わりに作っておいた酒盗を使います。
赤大根の麹和え。夏に仕込んでおいた三五八の床で。十旭日から頂いた麹です。糠床もそうですが,こういうのがあると料理がほんと楽。床自体に時間経過があるので調理工程は楽でも,どこか深みを感じます。
菊芋の松前漬け。生の菊芋を松前漬けに一晩漬けるだけ。しゃきしゃきして,青い香りがよく合います。火を少し入れてもしゃきしゃき,さらに入れるとほくほく。菊芋は栄養価も高くて良い。
食べる時は何も考えず,ゆるっとお楽しみください〜。
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