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病気の始まり:眠れないのはなぜ

ようやく病気の初期を振り返れる気になってきた。

私は躁うつ病と統合失調症の間のような病気になった。だから、どっちの苦しみもよくわかる。

最初は、「眠れない日が続く」というのがきっかけになった。ただし、この「眠れない」というのは、ある意味で誰にでもあることなので、自分が病気になっているのか、それとも季節的になんとなく眠れないだけなのかがわからない。

そして、その不眠とどう付き合うか、これが問題だった。私は睡眠導入剤をもらっていたのに、「薬づけの体になりたくないな」と思い、自分の判断によって飲まないことも頻繁にあった。今思うと、この睡眠に対する治療がこの病気の入り口だったんだなと実感する。

ただ、精神疾患における不眠は、幻聴とか被害妄想をともなう。だから、単なる不眠症だけではない。感情が不安定になり、ちょっとしたことで爆笑したり号泣したりしてしまうのだ。

それで、だんだんと昼間にも感情が不安定になってくる…とまあ、今だからこそこんな冷静に書けるが、当時の自分は、人間関係の大きなトラブルにあった時期とこの時期が重なっていただけに、自分が病気だなんて考えもしなかった。

ここから、いわゆる「狂った」状態へと自分が変わっていく。それについては別の記事に書きます。

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