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映画感想:大怪獣ガメラ

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映画感想:大怪獣ガメラ

公開が1965年11月27日の本作品。
きっかけは北極で不時着したことで原子力爆弾が
爆発したことによりその熱量がガメラにエネルギーを
与え復活したとなっております。
やはりこの年代の怪獣映画は原子力爆弾きっかけが多いですね。
例外的なのはラドン・バランくらいでしょうか。

率直にまず思うのが
「聞き分けの悪いこどもやな」
ということでした。
まるくおさまっている感を醸し出しておりますが、
ちょっと待てとツッコミを入れたくなりました。
それこそ序盤の北極では
怪獣映画の体を作っておりましたが、
こどもが登場したところから空気が変化してまいります。
なんというかやんちゃとも根暗ともオタクとも
言えない性格で一言で言うのであれば
「異端児」という言葉がぴったりではないでしょうか。
カメ・ガメラのことになると
そのことに囚われて突拍子もない行動をとります。

【劇中での行動】
・学校では作文・美術の題材はカメ
・学校にカメを連れていく
・学校にカメを連れていくを怒られた、
 カメを隠し意地でも連れていく
・ガメラが出現したら隣接していた灯台に上り、
 ガメラが灯台を襲い地面に落ちかける
・ガメラが東京に上陸し暴れまわる中で、
 避難勧告が出てるなが避難しない
・それどころかガメラが居る場所へ向かう
・おとなしくさせる為にガメラへ
 エネルギーを与えようと
 石油積み貨物列車をガメラへ突撃させるが、
 その貨物列車に乗り込み爆発に巻き込まれる
・大島への船に密航する

この中で命を落としかねないこともしおておりますが、
灯台から落ちても、爆発に巻き込まれても
命は助かっております。
どれも「コラ!」で済んでいるのが
時代だなと感じました。
どんなに好きでも命かけるまでかけることは
ないだろうとツッコミをいれたくなってしまいます
ただ、ガメラには子供必須なポイントなんだと思いました。

特撮の演出ですが、
結構、凝っていたシーンが多いきがしました。
北極のシーンだと、
原爆が爆発したシーンやガメラとちどり丸が一つの画面に
おさまるシーンは非常によかったと思います。
他のかたが「nope」の評論で語っておりましたが、
円盤が生物だったというというのを最初に
映像化したのはガメラだったというのを聞いて
今回本作品を鑑賞し納得しておりました。

過去にゴジラ1作目を見ているのですが、
ゴジラ1作目と比較すると結構な違いがあると
感じました。
1点目が上にも書いておりますが、
子どもが出てくること。
平成ガメラシリーズでは年代として高校生でしたが、
全体的にこどもが登場しこころを通わすというのが
特徴だとおもいます。
2点目は被害のシーンが思いの外直接的。
これも歴代のガメラシリーズの特徴と合致するのですが、
ガメラの火を直接浴びるシーンが描かれておりました。
描写自体は後続と比べるとマイルドな演出ではありますが、
ゴジラと比較すると直接的なシーンがあると思います。
3点目は思いの外スケールがでかい。
ネタバレになってしまうのですが、
最終的にはガメラを火星に移送しようという終りですが、
そのロケットを格納していた施設が無茶苦茶拾い。
そのシーン自体は数シーンだけですが、
どんだけ資材をつぎ込んでこれを建造したんでしょう。
めちゃくちゃ劇中の世界で費用はかかったんだろうと
考察します。

今回のガメラ、過去にゴジラ・バランと
モノクロ怪獣映画を見てきましたが、
今の時代だからこそモノクロの怪獣映画を
見てみたいと思いました。
今だと更にコントラストが聞いて、
シンシティのような映像表現で
怪獣が暴れる映像が映るのではないかなと思います。



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