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映画感想:ゴジラxコング 新たなる帝国

今回の作品

今回の話題は、
映画感想:ゴジラxコング 新たなる帝国

映画感想:ゴジラxコング 新たなる帝国

見てきました
ゴジラⅹコング。

一言で述べると
面白いけど大味。
そういうジャンルムービーな
ところがございますが。

まず、
登場人物。
全体的に
前作にあたる
ゴジラVSコングと
比較すると
結構、整理されており、
ゴジラ関係者だと
バーニーくらい。
ただ、これはこれで
正解だったように
思えもしました。

理由としては、
今回の軸は、
コングサイド、
人間サイド、
そして、ゴジラサイド少々。
とした時に
これ以上の
軸を持ち込むと
今以上に散逸なものに
なっていたように
思います。
ゴジラサイドは
もう少し増やしても
よい気がしますが、
直近でゴジラ-1.0が
公開されていたので、
それを踏まえると
いまの位が
丁度良い塩梅なのかも。

吹き替えでみたのですが、
吹き替えキャストに
関しては非常に
もったいない使用を
していて驚きました。
登場人物を整理した
影響なんでしょうね。
そこまで無理を
しなくても良かった
様にもおもえました。
ちょっとこの使いかたあり?
と思ってしまいました。

あと、日本版に関しては、
悪い癖がでているなあと
かんじてしまう部分も
ありました。
そこが残念。

全体的な
イメージとして
レトロな音楽が
全体として流れており、
いい意味で
令和なのに昭和末期から
平成初期のテイストを
感じておりました。
70年~90年初頭の
ハリウッド映画が
持つ空気の再現を
コングを使って
はたしているかなと
思います。
コングがする
劇中での仕草は
あの時代の
アクション映画で
主人公がするような
仕草で懐かしさ
みたいなものが
ありました。
現状、アクション映画が
ハリウッド映画で
減っている中で
こうした形での
再現は、
日本のゴジラが
災害の畏怖だとするならば、
アメリカのコングに
関しては強き時代の
アメリカにおける英雄たちを
重ねているかのように
思えました。
ときおり、
コングにシュワルツェネッガーさんや
スタローンさんの
面影が見えました。

さて、敵に関して。
まず、シーモ。
シンプルに
かわいそうな怪獣。
で見た目について、
なんとなくですが、
ガメラとアンギラス、
そこにスペースゴジラ、
が混ざったようなデザイン
でございました。

スカーキングですが、
こちらは統率能力があり、
同種族を操り、
コングやゴジラに
襲い掛かります。
また、体力的な面では、
コングが、パワー型なのに対し、
スカーキングは、
スピード型で、
武器を巧みに
操っておりました。

こうしてみると
モンスターバースで、
組織的に
攻めてくるキャラクターが
珍しいですね。
キングギドラぐらい?

今回、コングに
同種族が登場するのですが、
これに関して思うのが、
コングにおける
過去にない
設定が登場し、
そういった意味では、
本作に限らず、
今後の展開も含めて、
新たな展開が
生まれているように
感じておりました。

本作のコング、
今まで以上に知性的。
罠を張ったりというのが、
歴代になかった要素。
お前、スカルアイランドと
同じ個体なのかというぐらい、
知性的でございました。

映像に関しては、
無重力バトルが
導入されるシーンが
ございました。
ここに関しては、
今までにない対決映像を
魅せようとした結果、
こういったシーンになった
のかと推察しております。
あと、コングにかんしては、
個人的に原点であるキングコング対ゴジラの
オマージュが感じられるシーンがあり、
ニヤリとしてました。

ただ、
個人的な感覚ですが、
シン・ゴジラと
ゴジラ-1.0と
比較すると
強く記憶に残るシーンは
少なかった気がします。

今後も次の展開は、
あるんでしょうかね。
モンスターバースが継続するなら、
バシフィック・リムと
コラボしないかなと
思ったりします。



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