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116日目 なぜ「マルチタスク」は効率がとても悪いのか?

どうもこんにちわ!こんばんわ!
100日後に人生を変える副業サラリーマンです。


今日はコンピュータの仕組みを通して、
人間の脳の仕組みを話してみたいと
思います。

少しだけ難しい話かもしれませんが
読んでくださると嬉しいです。


Windows95といえば、
1995年に発売された、
当時としては非常に
センセーショナルなOS
(オペレーションシステム)
でした。


それまでコンピュータ(パソコン)
に触れたことのない、多くの人が
Winodws95によってコンピュータの
世界を体感することができるように
なりました。


そのWindows95の中で、
当時とても驚異的な機能として
「マルチタスク」という
機能がありました。


これは文字通り、
複数の処理(仕事)を
同時にこなす

という機能です。


それまでのOSは
「シングルタスク」
(処理を順番に1つずつこなす)

が主流でした。

※Windows95以前にも
Windows3.1などにもマルチタスクの機能は
ありましたが、
ここではマニアックすぎるので
歴史などは省略しますね。


しかし、実は
この当時のWindows95の
「マルチタスク」は
疑似機能でした。
「疑似マルチタスク」
と呼ばれていました。)


当時のパソコンの脳みそである
「CPU」は、現在と違い、複数の
処理を同時にこなすようには
できておらず、
「シングルタスク」
しか対応できませんでした。


しかし、Widonws95は、
この脳の使い方をだまして
いたのです。
(だます、という表現は妥当
でないかもしれませんが)


どういうことか、というと、
簡単に言えば、
ものすごい短い時間の中で
稼働している処理を
切り替えながら行っている

というものです。


例えば、下記の3つの
アプリがあったとします。
①アプリ1
②アプリ2
③アプリ3


このアプリ3つを
0.1秒だけ①を実行、
0.1秒だけ②を実行、
0.1秒だけ③を実行

・・・

といった具合です。


つまり、もっとわかりやすくすると、
①⇒②⇒③⇒①⇒②⇒③・・・
というように、順番に処理している
だけ
なのです。
つまり、「シングルタスク」を
「マルチタスク」に見せかけて
いただけ
だったのです。


※補足ですが、
現在のCPUは物理的に
脳が複数あります。
(ケルベロスのように
複数の頭、脳があるような
イメージをもっていただければ
間違いありません。)

ケルベロスはこんな感じで頭が3つ。
それぞれ別の脳があるイメージです。
最近のCPUはこんな感じです。
でも人間の頭と脳は1つですね。


さて、、
なぜこのような話を
ここで話をしたか、
ということなのですが、
人間の脳も同じく
「シングルタスク」
しかできない、という事実です。


仕事や家事
夢の実現など
僕たちはつい、
同時並行的にいろんなことができる、
つまり、
「マルチタスク」ができているように
思ってしまいがちですが、
Windows95と同じく
「疑似マルチタスク」
しかできないのです。


そして、、
コンピュータと違う点ですが、
人間の疑似マルチタスクには
問題点
があります。


それは、
別の処理(タスク)に切り替えたとき、
切り替える前の処理に戻ると
一部、もしくは大部分を
忘れてしまっていることが多い
のです。


どういうことでしょうか?


例えば、
あなたが経理伝票を処理していたとします。


そこに、別の部署やお客様から
電話がかかってきて、対応するとなると、
いったん経理伝票の作業の手を止める
ことになりますが、
電話対応が終わった後に、
「アレ、今どこまで処理終わったっけ?」
と、どこまで処理したのかを思い出すのに
時間がかかってしまうことがあります。
(これは、僕の実話でもあります笑)


コンピュータは「疑似マルチタスク」を
行う際には、どこまで何を処理したかを
明確に記録してから次の処理に
移るのですが、人間にはそのような
機能がありません。


だからこそ、
人間にとって
「疑似マルチタスク」は
非常に効率が悪い
ことが
理解いただけたと思います。


先日の記事で
メモを利用することで
タスクを書き出し、
別のタスクのことは
できるだけ忘れるようにする
話をしました。

これは、理にかなっているということが
お分かりいただけたかと思います。


みんな等しく、
「シングルタスク」
ですよ!


それでは、また明日。
楽しい1日をお過ごしください。

(前回の記事)


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