ぽぽ

言葉が好きです。詩が好きです。 過去に書き溜めたものから、現在のものまで。 ランダムに…

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言葉が好きです。詩が好きです。 過去に書き溜めたものから、現在のものまで。 ランダムに載せていきます。 お時間あれば、読んでもらえると嬉しいです。 (使い勝手が分からず...試行錯誤やっていきます) 御縁に感謝。

最近の記事

赤い木の葉がはらはら舞う きゅっと口を引き結んで ルージュで真っ赤に染めた唇みたいで 誰かの秘めた言の葉みたいで はらり、はらり、はらはらと まるでこの世の嘘が舞ってるようで あっちでもこっちでも 赤い木の葉がはらはらと しっかりと口を引き結んで 地べたを赤に染め上げていく 美しいのに物悲しい 真っ赤な嘘のように物悲しい そんな事を感じる自分の感性を 優しい青の秋空にそっと預けて 遠いどこかへ運ばれたい

    • カタチばかり

      カタチばかりが溢れていて 開けても開けても中身が見えず まるでマトリョーシカ カタチだけのにんげん カタチだけの言葉 カタチだけの何か それはまるで幽霊 カタチはあっても中身はない 心伴わない空虚 虚しさ寂しさばかりの がらんどう 馬鹿にするな カタチばかりの者たちよ 馬鹿にしているつもりさえもなく なんの思い入れもなくただカタチばかりを整える そんなものがありふれていて 私の心にもぽっかりとまた大小様々な穴が空く

      • 生きる

        今日も生きる 昨日までの憂鬱とか 今日のアイラブユーとか 一秒先の期待だとか あなたの今日だとか わたしの今日だとか 言葉に溺れたかったはずなのに 溺れたかった言葉とは 別の言葉に溺れていたり 音に違和感を感じては change change change わたしの背中には羽が無い 羽がないから 何処にも飛べない けど、 いつも立ち上がって つま先立ちになったって 手を伸ばして いつも何かを掴みたくて 触れたくて 生きてるんだ 今日も。

        • 人間ですから

          人間ですから 期待して生きる 人間ですから 欲だらけ 人間ですから あなたが恋しい 人間ですから 明日は絶望 人間ですから すーっと背中が寂しくて 振り返れば昼間だろうと 脳裏に赤い夕焼け空 人間ですから いつか繋いだこの手のひらも いつか気付けば解けていたの 慌てて降ったこの手のひらの 意味はどちらか 追慕の念か 幸せは後になってやって来る 後悔だってそうだろう? 感情は後になって整理され 四季を詰めた宝石箱のように 振り返れば見事なものだ きっと最後に埋まる

          寂しい時

          自分の中に 優しさみたいなものが 溢れてる時がいちばん好きだ わたし自身 心地良いし 何に対しても柔らかい気持ちで居られる なんなんだろう バイオリズムってやつか だとしたらあのでっかい寂しさは まるでブラックホールみたいだ 過去に体験した悲しみが 百鬼夜行みたいに溢れかえる そんなものも楽しめたら良いのに 難しい時は難しい ね、そんなものね。 くしゃくしゃって 頭を撫でられたい 風に触れてもらおうか

          寂しい時

          夕焼けお空と心模様

          すれ違ったり 呆れたり 呆れられたり 飽きられたり よくわかんないけど 色々と諦めてしまった日の 夕焼けお空は寂しいです

          夕焼けお空と心模様

          「すき」

          「すき」 好きっていい匂い 好きっていい言葉 好きっていい気持ち 好きってあったかい 好きってさわやか 好きってとけちゃう 「すき」 好きって嬉しい 好きって悲しい 好きって苦しい 好きってしょっばい 好きって甘い 好きって照れちゃう 「すき」 好きってトクベツ 好きってハグしたい 好きって見つめていたい 好きって囁きたい 好きってわたしだけの宇宙 好きって孤独 「すき」 好きって伝えようが無い 君はどうやって「すき」を伝えるの? 好きって正解がない 分からな

          「すき」

          心の空腹

          心が空腹になった時 自分好みの言葉たちを 夢中になって食べてしまう もっと食べたい 求めるままに食べ尽くしたい 早くわたしの中で養分になれ 喉が鳴って仕方がない 食べ尽くしたくて仕方がない いま、わたしはグラトニー

          心の空腹

          お布団の海に潜って ああ、全部をぐしゃぐしゃにしてしまいたい 自分の寝床をならす猫のように とても小さな秘密基地みたいに 母胎の中に居た記憶みたいに 喉の奥に詰まらせた何かは 言葉に出会えない 喘ぐ事も呻く事も叶わない のたうち回るように繰り返す寝返り いずれ心の詰まりも取れる まだ夜が明けませんように このままわたしを包んで居て (2021.12.09)

          ゆらゆら ゆらゆら 漂いたいの 異空間 ただ酔っていたいの 異空間 部屋の灯りを消して 間接照明に灯りをつける それだけで小さな秘密基地 夜に沈むみたいに ベッドに身体を沈めて ぐしゃぐしゃ ぐしゃぐしゃ 押したり 引き寄せたり 波のように遊んでいたい 疲れたこと 頑張ったこと 悔しかったこと 悲しかったこと 嬉しかったこと 優しくしてもらったこと 乱雑に積まれた本みたいな 今日までの日常のあれこれを 拾い上げては丁寧に 心の棚へカテゴライズ 作り上げてしまった

          おなかがすいた。 ふにゃふにゃしてたい シーツに顔を押し付けて もふもふしてたい この小さな世界から 抜け出したくない 目覚めたくない 目を閉じて 眠って 起きたら優しい場所に 居られたらいいのにと わずか数秒の夢を見る こころに既視感 繰り返し何度も考えては 日常に押し流されてきた夢だ おはよう。パンダくん。 起きあがってキスをして もたれかかって巻き込みながら 今度は床に倒れ込む ひんやりと冷たいから 長居はしない 今日も始まったねぇって ちょっとだけハグ

          しあわせの欠片

          しあわせの欠片を繋ぎ合わせたら ステンドグラスみたいで 綺麗だと思うんだ 最初から完璧なものを求めないで 大きな形を望まないで きっとそれはいきなり現れるものなんかじゃなくて 創っていくんだよ ゆっくりと じっくりと (2022.07.28)

          しあわせの欠片

          水槽

          虚しさを炭酸に溶かして しゅわしゅわとあがる気泡 喉に刺激を感じつつ こてん、、なんて 毒でも仰いだ みたいに倒れてみたり 言葉は異空間を 漂って泳ぐ金魚か海月のよう ぷかり、ぷかり 浮いて、流れて 嗚呼 まるで カクテルグラスの水族館にでも居るような そんな窮屈さ ベランダを覗けば 真っ黒な水槽にわたしが沈んでいた (2022.07.31)

          好きなもの

          好きなものに 決定的な理由は無いし 理由を述べたところで 本末転倒しないようにしたい その理由があるから好きなんじゃなくて 好きだからいろんな枝葉が見えてきて あれもこれもって 認めたい部分が増えていったんだ って思うんだけど 理解も賛同も否定も要らない 求めてない 認めてくれたら嬉しい 優しい笑顔で包んでくれたら嬉しい (2022.09.03)

          好きなもの

          孤独

          人は孤独だと思う そう見えないだけで みんな同じような寂しさを有している 言葉や形が違うだけで 静かで重たくて冷たくて暗くて そんな気持ち 知っているはずだ だから優しく出来るはずだ 自分の心を撫でられるみたいに 誰かの心を撫でること 出来るはずなんだ (2023.01.09)

          君はえらいのだ

          いろんな人の話が心を走る いろんな人生があるものだ 自分の人生も誇って良いのだと思う いちばん手をかけて 生きてきた人生じゃないか えらいえらい 君はえらい えらいのだ 自分にはいつも 1等賞をあげてほしい わたしはそう思う (2023.01.27)

          君はえらいのだ