利益の代償【コトバビタミン】第135回
経営の中で利益を残す方法には基本的に2つの方法がある。
1つ目は、
①需要が増えることで、収入が増えること
である。
これは既存の商品や新商品などが消費者に喜ばれることで、ニーズが高まり、売り上げが上がる状態である。
2つ目は、
②経費を削減すること
である。
これは様々な支出をおさえることで、利益を残す状態である。
それぞれについての未来を考えてみたい。
①の場合、取引先が増えていったり、成果が上がっていることで、社員のモチベーションも高まることが考えられる。
②の場合、おさえる支出が人件費や材料費などになると、残るお金は増えるが、社員のモチベーションは下がり、取引先の活用も減ることもあるだろう。
状況によって、一時的に②に取り組んだり、①と②をバランスよく取り組むことで、良好な状態になることもある。しかし②の取り組みを続けてしまうと、中身の質が落ちてしまったり、関わりを持つ取引先との良好な状態が崩れてしまう可能性がある。
状況を良くしていくために考えなければならないことは、目の前の数字をだけを見て動くのではなく、社員や関わりのある取引先との良好な関係性を作っていくためにはどうすればよいかという視点も持つ必要がある。
この考え方で動いてみることで、温もりのある経営が生まれていくだろう。
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