12月2日/手しごとと芸術的な授業は結びついている
"1年生で編み物を、2年生ではかぎ針編みをはじめたあとで、
子どもたちは次第に自分やほかの人の衣服をつくれるようになっていき、
6年生、7年生になるまでには、シャツ、ワンピース、ズボンなどを、
ミシンを使って縫えるようになります。
男の子は、特に思春期に近づくと、ある程度<ハードな>仕事、
たとえば、皮細工、かご細工などが与えられます。
まだ非常に単純であっても、芸術的な形態を目指そうとする努力は、
一本の赤い糸のように、授業全体を貫いています。
その努力は、5年生の頃から生徒たちが制作するおもちゃの中に、
一番よく表れています。
4年5年の動物学や人間学についての授業で子供たちが体験したことが、
この作業の中に反映しています。
動物に比べると、人形はその目鼻立ちや形姿は調和的な形態を
持っていて、動物のように一方的にはっきりと特殊化されてはいません。
さまざまな動物たちの特徴を学んだ子供たちは、
それを粘土や木を素材にして美しく表現するようになります。"
<<自由への教育>>
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