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3月9日/本物の考察力は体を使った注意力から生まれる

"もちろんこの二つは常に互いに作用し合っておりますが、
授業には二つの方向があるのです。

一方において、私たちは、授業を通して、
子どもが体を使って、自主的に活動できるようにするのです。

オイリュトミー、音楽、体操などの授業がそのような場合です。

それどころか、書き方や計算の仕方においても、
子どものからだを活動させるようにします。

授業のもうひとつの方向は、考察の方向です。

そこでは子どもによく見ること、
何かに注意を向けることを教えます。



もっぱら考察するだけの授業を受け続ける子どもたちは、
将来おそろしくその生活を萎縮させてしまうでしょう。

もっぱら考察するように促されている子どもは、
後年、人生にいいかげんな人間、
人生にあきあきしている人間になるのです。

表面的な考え方しかできず、
あまり本質的なことを考えようとしなくなり、
外の世界に必要な注意を向けなくなります。

それは、政治史や文化史のような、
考察するだけの授業しか受けなかった結果なのです。

本当に考察力のある子どもにしようとするのでしたら、
手仕事や音楽やオイリュトミーの教師の助けが必要なのです。"

     <<十四歳からのシュタイナー教育>>


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