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6月21日/歩き触れ視ることで空間感覚は育つ

"空間の知覚は1年目の終わりに出てくるのですが、
それはひとえに子供が直立する能力を
発達させたことによって
上と下と経験的に知ることが
できたからに他なりません。
子供は動き回ることで
近くにあるものと遠くにあるものと経験し、
触れることで丸いものと角ばったものを体験し、
視つめることで空間の様々な位置関係をつかんできました。
けれども、これは自己と世界とが
完全に分離できたからこそ
可能となったのです。
子供が歩けるようになるのは、
単にある種の筋肉運動を
自分で制御できるからではありません。
意識の目ざめがあってこそ、
子供は自分のからだをまわりから
浮き出た別個の自己として感じるようになり、
その意識の目覚めこそが
子供の動作制御を可能にするのです。"
  <<子どもが三つになるまで>>   カールケーニッヒ



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